仁川国際空港(Incheon International Airport, IATA: ICN)は、韓国のソウル首都圏の仁川広域市にあり、韓国最大の空港で、世界トップクラスの旅客数と貨物を扱う国際空港です。2009年の統計によれば、年間旅客数は約3000万人、航空機の離着陸回数は211,404回、航空貨物取扱高は4,500,000トンとなっています。この仁川国際空港は、2005年以来、連続して国際空港評議会(ACI = Airports Council International)が選出する「空港ランキング」総合評価部門で「世界最優秀空港賞」を受賞しています。また、イギリスの航空調査会社スカイトラックス社(Skytrax)によるランキングでも香港国際空港とシンガポール・チャンギ国際空港と並び5ツ星に選出される国際的評価の高い空港です。仁川空港は、韓国の首都であり最大都市であるソウルから西へ約50km、仁川市街中心部から西へ約23kmの場所(仁川広域市の永宗島)にあり、大韓航空(Korean Air)とアシアナ航空(Asiana Airlines)およびポーラル航空貨物(Polar Air Cargo)のハブ空港となっています。また、東アジアの国際的な民間航空輸送と貨物輸送のハブとして機能しています。
仁川国際空港は、ソウル市内の金浦空港の国際線を引き継ぐ形で2001年3月29日に開業しました。なお現在の金浦空港は、基本的に国内線空港とされており、東京(羽田空港)と大阪(関西空港)および上海(虹橋空港)との間で国際シャトル便が運航されています。
名前:仁川国際空港(インチョン空港) / 韓国語:인천국제공항 / 英語:Incheon International Airport