ニノイ・アキノ国際空港(Ninoy Aquino International Airport, IATA: MNL)は、フィリピンの首都マニラ(Manila)近郊にある空港です。文章に書くときは、英語表記のアルファベット頭文字から「NAIA」と表記されることもあります。マニラ中心部から南へ約7km、マカティ・シティ(Makati City)から南西へ約5kmの場所で、パサイ市(Pasay City)とパラニャーケ市(Parañaque City)の境界部分に位置しています。ニノイ・アキノ国際空港は、かつては「マニラ国際空港」という名称でしたが、1983年8月に亡命先のアメリカから帰国した時に、この空港内で暗殺されたベニグノ・アキノ・ジュニア上院議員を祈念して、現在の空港名に改称されました。ニノイ・アキノ国際空港は、フィリピンへの旅行者にとって主要な空の玄関口となっている空港であり、全てのフィリピンの航空会社(フィリピン航空(Philippine Airlines)、セブ・パシフィック航空(Cebu Pacific)、ゼスト・エアウェイズ(Zest Airways)、エアフィル・エクスプレス航空(Airphil Express)、サウス・イースト・アジア航空(South East Asian Airlines))のハブ空港となっています。空港は、フィリピン運輸交通省が管轄するマニラ国際空港公社(Manila International Airport Authority = MIAA)によって運営されています。
このニノイ・アキノ国際空港はマニラ首都圏で唯一の空港ですが、パンパンガ州アンヘレス市(Angeles City, Pampanga)近郊のクラーク経済特別区にあるクラーク国際空港(ディオスダド・マカパガル国際空港)もマニラ地域への旅行に使うことが出来ます。クラーク国際空港は、ニノイ・アキノ国際空港よりも着陸料が安いため格安航空会社が多く乗り入れています。
このマニラにあるニノイ・アキノ国際空港は、フィリピン最大の空港です。2009年の統計によれば、年間旅客数は対前年比11.4%増で過去最多の24,108,825人、航空機の離着陸回数は205,246回、航空貨物取扱高は355,149トンとなっています。
名前:ニノイ・アキノ国際空港 / フィリピン語(タガログ語):Paliparang Pandaigdig ng Ninoy Aquino / 英語:Ninoy Aquino International Airport