タクロバン空港(Tacloban Airport, IATA: TAC)は、フィリピン中部のレイテ島レイテ州の州都であり東ヴィサヤ地方の中心都市となっているタクロバン・シティにある空港で、タクロバン・シティ市街中心部から南東へ約4kmの場所に位置しています。なお「タクロバン空港」という名前は通称であり、正式な空港名は「ダニエル Z. ロモワデス空港」です。この名称は、フィリピン下院の元議員でありイメルダ・マルコス元大統領夫人の叔父である「ダニエル Z. ロモワデス(Daniel Z. Romualdez)」に因んだものです。ちなみにマルコス家に因んだ空港名としては、他にミンダナオ島東ダバオ州マティ・シティのイメルルダ R. マルコス空港があらいます。
このタクロバン空港は、レイテ島最大の空港であり、フィリピン国内ではネグロス島のバコロド=シライ空港に次いで7番目に旅客数の多い空港です。2009年の統計によれば、年間旅客数は830,579人、航空機に離着陸回数は7,954回、航空貨物取扱高は4,546トンとなっています。フィリピンの空港基準では国内線空港の「第1種空港」という扱いになっています。空港運営は、フィリピン交通通信省が管轄するフィリピン民間空港公社(Civil Aviation Authority of the Philippines)が行っています。
名前:ダニエル Z. ロモワデス空港(タクロバン空港) / フィリピン語(タガログ語):Paliparang Daniel Z. Romualdez / ワライ語(レイテ島とサマール島およびビリラン州で使用されている言語):Luparan han Daniel Z. Romualdez / 英語:Daniel Z. Romualdez Airport (Tacloban Domestic Airport)
所在地:レイテ州タクロバン・シティ
エリア:タクロバン・シティ中心部から南東へ約4キロメートル
タクロバン空港 地図(Map of Tacloban Airport, Tacloban City, Leyte Island, Philippines)