マドリッド・バラハス国際空港(Aeropuerto de Madrid-Barajas, IATA: MAD)は、スペインの首都マドリッド(マドリード = Madrid)にあるスペイン最大の空港です。1928年に開港し、現在ではヨーロッパ有数の空港として知られています。バラハス空港は、イベリア半島へのゲートウェイとしてヨーロッパやラテンアメリカを中心とした世界の多くの都市から飛行機が就航しています。2008年には、世界で11番目、ヨーロッパで4番目の旅客数の空港となっています。2009年の年間旅客数は4830万人(対前年比5.1%減)でした。このマドリッド・バラハス国際空港はマドリッド市の端にあり、マドリッドの金融地区から約9km、マドリッドの歴史的中心部であるプエルタ・デル・ソル(Puerta del Sol)から北東へ約13km、マドリッド郊外北東部のバラハス区にあります。空港にはマドリッド地下鉄の8号線が乗り入れており、アエロプエルトT1-T2-T3駅(Aeropuerto T1-T2-T3)とアエロプエルトT4駅(Aeropuerto T4)があります。また2011年には、セルカニアス(通勤鉄道)が乗り入れる計画があり、完成するとマドリッド市街にあるチャマルティン駅やアトーチャ駅まで乗り換えなしで行くことが出来るようになります。
この空港は、スペインのフラッグキャリアであるイベリア航空(Iberia)のハブ空港でマドリッド・バラハス空港のフライトの60%以上がこの航空会社のフライトで占められています。この空港とスペイン第二の都市であるバルセロナにあるバルセロナ・エル・プラット空港の間には、シャトル便が運航されています。この路線は、2007年まではヨーロッパで最も繁盛していた路線で、最も多い時期には週971便の飛んでいました。その後、2008年2月20日にマドリッド・バルセロナ間(北東回廊線)に高速鉄道(AVE)が開通し、鉄道での所要時間が2時間半となり、飛行機を使う旅客が減り、現在ではバルセロナへのフライトが減便されています。
名前:マドリッド・バラハス国際空港 / スペイン語:Aeropuerto de Madrid-Barajas / 英語:Madrid Barajas International Airport
所在地:スペインの首都マドリッド市東部のバラハス地区 エリア:空港からマドリッド中心部まで13キロメートル、マドリッド郊外のアルコベンダス(Alcobendas)まで11キロメートル、アルカラ・デ・エナーレス(Alcala de Henares)まで17キロメートル、グアダラハラ(Guadalajara)まで38キロメートル、セゴビア(Segovia)まで71キロメートル、トレド(Toledo)まで78キロメートル
マドリッド空港 地図(Map of Madrid Barajas International Airport, Madrid, Spain)