文化遺産(28か所、地図の赤マーカー) |
1. アジャンター石窟群 / Ajanta Caves:1983年登録、比較的オーランガバードの近く、大小30の石窟がある古代の仏教石窟寺院群 |
2. エローラ石窟群 / Ellora Caves:1983年登録、オーランガバード近郊、5世紀から10世紀の間に造られた仏教とヒンドゥー教およびジャイナ教の石窟寺院や修道院です。 |
3. アグラ城 / Agra Fort:1983年登録、アグラにあるムガル帝国時代の城塞(1573年完成) |
4. タージ・マハール廟 / Taj Mahal:1983年登録、アグラ、インド・イスラーム文化の代表的建築物、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが 1631年に死去した愛妃ムムターズ・マハルのため建設した総大理石の墓廟です。 |
5. コナーラクのスーリヤ寺院(太陽神寺院) / Sun Temple, Konârak:1984年登録、インド南東部のオリッサ州コナーラク、東ガンガ朝時代後期の13世紀に造られたヒンドゥーの太陽神スーリヤを祀る寺院 |
6. マハーバリプラムの建造物群 / Group of Monuments at Mahabalipuram:1984年登録、チェンナイの南60キロメートル(インド南部のタミル・ナードゥ州カーンチプラム県)、4世紀から9世紀のパッラヴァ朝が東西貿易の貿易港としたのがマハーバリプラムです。海岸と岩山に数多くの寺院や彫刻が残されており、インド中世建築の重要な遺構とされ、石窟寺院から石造寺院へ、そして石造寺院への変遷が見られます。 |
7. ゴアの教会群と修道院群 / Churches and Convents of Goa:1986年登録 |
8. カジュラーホの建造物群 / Khajuraho Group of Monuments:1986年登録、マディヤ・プラデーシュ州、10世紀初頭から12世紀末ごろのチャンデーラ朝時代に造られたヒンドゥー教とジャイナ教の寺院群 |
9. ハンピの都市遺跡 / Group of Monuments at Hampi:1986年登録、インド南部カルナータカ州、ハンピはヴィジャヤナガル王国(14世紀から17世紀中頃に栄えたヒンドゥー王朝)の王都だった場所です。 |
10. ファテプル・シークリーの都市遺跡 / Fatehpur Sikri:1986年登録、アグラ近郊 |
11. パッタダカルの建造物群 / Group of Monuments at Pattadakal:1987年登録、インドのカルナータカ州北部、6世紀から8世紀のチャールキヤ朝時代のヒンドゥー教寺院群 |
12. エレファンタ石窟群 / Elephanta Caves:1987年登録、ムンバイ沖のアラビア海に位置するエレファンタ島にある石窟寺院(ヒンドゥー教) |
13. 大チョーラ朝寺院群 / Great Living Chola Temples:1987年、2004年拡張、南インドで栄えたチョーラ朝時代の11世紀から12世紀に造られたヒンドゥー教寺院群 |
14. サーンチーの仏教建造物群 / Buddhist Monuments at Sanchi:1989年登録、マディヤ・プラデーシュ州ボパール近郊のラーイセーン県の丘陵にある村、紀元前3世紀にアショーカ王が建築した釈迦の遺骨(仏舎利)を安置するストゥーパ(卒塔婆)が起源で紀元前後に石造りに増改築 |
15. デリーのフマーユーン廟 / Humayun's Tomb, Delhi:1993年登録、ムガル帝国の第2代皇帝フマーユーンの霊廟(1571年完成) |
16. デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群 / Qutub Minar and its Monuments, Delhi:1993年登録、1200年頃に奴隷王朝の建国者であるクトゥブッディーン・アイバクがクワットゥル・イスラーム・モスクに付属して建てたミナレット(イスラム教徒に礼拝を呼びかけるための塔、ヒンドゥー様式とイスラーム様式が融合した様式が特徴)、高さは 72.5mあり世界で最も高いミナレット(建築当初は 100m) |
17. インドの山岳鉄道群 / Mountain Railways of India:1999年登録、2005年と2008年に拡張、ダージリン・ヒマラヤ鉄道(西ベンガル州ニュー・ジャルパーイーグリー駅からダージリンまでの88q)とニルギリ山岳鉄道(タミル・ナードゥ州ニーラギリ県、45.9q)およびカールカー=シムラー鉄道(ハリヤーナー州カールカーからヒマーチャル・プラデーシュ州シムラーまでの96q)の3つの山岳鉄道が登録物件となっています。 |
18. ブッダガヤの大菩提寺(マハーボーディ寺院) / Mahabodhi Temple Complex at Bodh Gaya:2002年登録 |
19. ビンベットカ(ビームベートカー)のロック・シェルター群 / Rock Shelters of Bhimbetka:2003年登録、旧石器時代の岩陰遺跡、マディヤ・プラデーシュ州ラーイセーン県 |
20. チャーンパーネール・パーヴァーガド遺跡公園 / Champaner-Pavagadh Archaeological Park:2004年登録、グジャラート州中央部、8世紀頃にチャウハン朝により都市が築かれ、16世紀前半にムガル帝国により破壊されるまで反映した城塞都市、16世紀のグジャラート朝時代の都市遺跡が残されています。 |
21. チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス駅) / Chhatrapati Shivaji Terminus (formerly Victoria Terminus):2004年登録、インド経済の中心都市ムンバイにある鉄道駅、ヴェネツィア・ゴシック建築様式で1878年に建設が始まり1888年に完成した駅舎で、ヴィクトリア朝時代のゴシック・リヴァイヴァル建築とインド伝統的建築の融合とされています。 |
22. ラール・キラー(赤い城の建造物群(レッド・フォート)) / Red Fort Complex:2007年登録、デリー、ムガル帝国時代の城塞、ムガル帝国最盛期となった第5代皇帝シャー・ジャハーンが居城として1639年から9年をかけて1648年に完成 |
23. ジャイプルのジャンタル・マンタル / The Jantar Mantar, Jaipur:2010年登録、ムガル帝国時代の18世紀前半にジャイプル藩王国のジャイ・シング2世が建設した天文台(大型の日時計および天体観測施設) |
24. ラージャスターンの丘陵城塞群 / Hill Forts of Rajasthan:2013年登録、ラージャスターン州に残る6つの城塞(チットールガル城、クンバルガル城、ランタンボール城、ガグロン城、アンベール城、ジャイサルメール城) |
25. グジャラート州パータンのラーニー・キ・ヴァーヴ(王妃の階段井戸) / Rani-ki-Vav (the Queen’s Stepwell) at Patan, Gujarat:2014年登録、サラスワティ川沿いに築かれたこの7層構造の階段井戸、インド国内に数百の階段井戸が現存するとされその中で最古かつ最大級の階段井戸です。 |
26. ビハール州ナーランダーのナーランダー・マハーヴィハーラ(ナーランダ大学)の考古遺跡 / Archaeological Site of Nalanda Mahavihara at Nalanda, Bihar:2016年登録、427年に建てられた世界最古の大学の1つ、インド仏教の最重要拠点(最盛期には1万人がここで仏教を学んだ僧院) |
27. ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献 / The Architectural Work of Le Corbusier, an Outstanding Contribution to the Modern Movement:2016年登録、インドほか6か国と共有、インドの登録物件はチャンディガール(連邦直轄領)にある「キャピトル・コンプレックス」です。 |
28. アフマダーバードの歴史都市 / Historic City of Ahmadabad:2017年登録、インド西部のグジャラート州 |
自然遺産(7か所、地図の緑マーカー) |
29. カジランガ国立公園 / Kaziranga National Park:1985年登録、アッサム州 |
30. マナス野生動物保護区 / Manas Wildlife Sanctuary:1985年登録、アッサム州 |
31. ケオラデオ国立公園 / Keoladeo National Park:1985年登録、ラージャスターン州 |
32. スンダルバンス国立公園 / Sundarbans National Park:1987年登録、西ベンガル州 |
33. ナンダ・デヴィ国立公園と花の谷国立公園 / Nanda Devi and Valley of Flowers National Parks:1988年登録、2005年拡張、インド北部のウッタラーカンド州 |
34. 西ガーツ山脈 / Western Ghats:2012年登録、インド亜大陸の西海岸沿い(デカン高原の西縁)の全長1,600kmに連なる山脈、最高峰はケーララ州カルダモン丘陵にあるアナミュディ山(標高 2,695m) |
35. 大ヒマラヤ国立公園保護地域 / Great Himalayan National Park Conservation Area:2014年登録、インド北西部のヒマーチャル・プラデーシュ州クッルー県 |
複合遺産(1か所、地図の紫マーカー) |
36. カンチェンゾンガ国立公園 / Khangchendzonga National Park:2016年登録、シッキム州、インドとネパールの国境に位置するカンチェンジュンガ山は標高 8,586mで世界第3位の峰です。古来より信仰の対象となった山であり、国立公園の緩衝地域に位置するチベット仏教の「Tholung ゴンパ(僧院)」はシッキム地方で特に格式の高い僧院としてしあっれています。 |