タビィニュ寺院(Thatbyinnyu Temple or That Byin Nyu Temple)は、パガン王朝アラウンシードゥー王(King Alaungsithu、実在の第4代王、1087年生~1167年没、在位:1112年~1167年)の治世の12世紀半ばに建立された高さ61メートルのパガンで最も高い精巧な煉瓦造りの立派な寺院で、アーナンダー寺院の直ぐ西側の場所(オールド・バガンの城壁内)に位置しています。
タビィニュ寺院の構造は、基本的な部分が2階建てとなっており、2階部分には仏陀の座像が安置されています。「タビィニュ」とは、「全知」という意味で、バガンでも一際存在感のある寺院です。このタビィニュ寺院とアーナンダー寺院およびシュエジゴン・パゴダの3つの寺院が、その宗教的意義、建築工法、人気から言っても、バガン三大仏教建造物といえます。又この寺院から見るエーヤワディー川越しの夕日はここより北西側の川沿いにあるブーパヤー・パゴダとともに有名です。
タビィニュ寺院地図(Map of Thatbyinnyu Temple, Bagan, Mandalay Region, Myanmar)