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オールド・バガン地図
アーナンダー寺院地図
アーナンダー寺院(Ananda Temple)は、バガン王朝を代表する最大で、モン様式とインド様式が融合した建築物で、最もバランスのとれた美しい寺院です。その美しさから「ビルマのウエストミンスター寺院」の別名もあります。パガン王朝の43代目王であるチャンズィッター王(King Kyanzittha、1040年生 – 1112年没、治世 1084年~1112年)の西暦1105年に建立され、雄大で均整のとれた外観、色彩、内部の黄金仏などどれもが素晴らしく、バガンを代表する寺院のひとつです。バガンには創建時の建物が現存している寺院が4つあり、このアーナンダー寺院がその中の貴重なひとつです。
寺院のレイアウトは、下部が十字形となっており、中心部では上部がテラスを階段状に設け小さめのパゴダが数多く造られています。中央の大きなパゴダと周りの小さなパゴダの頂上部には、ミャンマーの多くのパゴダがそうであるように「Hti(ティ)」と呼ばれる傘が装飾されています。アーナンダー寺院内部には、金色に塗られた過去七仏の立像が4体(倶留孫仏、倶那含牟尼仏、迦葉仏、釈迦牟尼仏)安置され、東西南北それぞれの方角を向いて立っています。建物は、月との融合を意識しているとされ、インドの建築様式の影響を受けているとされています。オールド・バガンにある10世紀から11世紀に建てられたパトダミャー寺院(Pathothamya temple or Pahto Hamya Temple)との建築様式の類似性も指摘されています。またアーナンダー寺院の中にある建物には、18世紀に描かれたブッダの生涯とパガンの歴史の壁画があります。
このアーナンダー寺院は、1975年の地震で大きな損傷を受けました。その後に修復が行われ、壁画や漆喰の壁が美しい状態で復元されています。1990年の創建900年祭の時に尖塔部分に金メッキが施されました。長い歴史のある寺院に相応しく、現在でもバガンの重要な寺院として人々の崇敬を集めています。
アーナンダー寺院地図(Map of Ananda Temple, Bagan, Mandalay Region, Myanmar)
アーナンダー寺院と周辺の遺跡
- アーナンダー寺院 / Ananda Temple
- タビィニュ寺院 / Thatbyinnyu Temple:バガン遺跡で最も高い寺院跡(高さ61メートル)、アラウンシードゥー王(Alaungsithu)によって12世紀に建築、写真
- タラバー門 / Tharabha Gate:ピンビャー王(Pyinbya)が850年に建造させた城壁の門
- ゴードーパリィン寺院 / Gawdawpalin Temple:ナラパティシードゥー王によって建築が開始されナンダウンミャー(ティーローミンロー王?)の時代に完成、1975年の地震で崩壊し、その後再建、写真
- ブーパヤー・パゴダ / Bupaya Pagoda (Bu Paya):ピュー様式の仏塔、850年に建造、1975年の地震で崩壊し、その後再建(金メッキ)
- パトダミャー寺院 / Pahtothamya Temple (Pahto-thamya or Pahto Hamya Temple)
- ローカテェインパン寺院 / Lawkahteiipan Temple (Lawka Hteik Pan)
- シュエサンドー・パゴダ / Shwesandaw Pagoda:アノーヤター王によって1070年建築
- ダマヤンヂー寺院 / Dhammayangyi Temple:バガンで最も大きな寺院跡、ナラトゥ王(Narathu)によって1165年に建築が開始(未完成)、写真
- スラマニ寺院 / Sulamani Temple:ナラパティシードゥー王によって1183年に建築
- ティーローミンロー寺院 / Htilominlo Temple:ティーローミンロー王によって1218年建築
アーナンダー寺院(写真:2004年9月14日撮影)
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