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イスタンブール地図


 イスタンブール(トルコ語:İstanbul、英語:Istanbul)はトルコ共和国最大の都市であり、ヨーロッパとアジアの境界であるボスポラス海峡にまたがっています。トルコ西北部、マルマラ地方イスタンブール県に位置し、同県の県都(県庁所在地)となっています。トルコの経済、文化、歴史の中心地とされています。イスタンブールの人口は 15,462,452人(2021年12月31日現在、2018年末では人口 15,067,724人)、トルコ全体の人口の 19%を占めています。ヨーロッパで最も人口の多い都市であり、世界でも 17番目に人口の多い都市です。市域はボスポラス海峡を挟んで、西側のヨーロッパ側トラキア地方(バルカン半島南東部)と東側のアナトリア半島に跨り、市の総面積は 5,343平方キロメートル(市街地面積 1,539平方キロメートル)となっています。ローマ帝国末期の西暦330年にコンスタンティヌス1世(コンスタンティヌス大帝、Constantine I(Constantine the Great)、270年代前半の2月27日生~337年5月22日没、ローマ帝国の皇帝、在位:306年~337年)が遷都し「コンスタンティノープル(コンスタンティノポリス、Constantinople、コンスタンティヌスの町)」と名付けられました。かつては東ローマ帝国やオスマン帝国の都であった都市です。マルマラ海と金角湾に囲まれたエリアがイスタンブール旧市街で、「イスタンブール歴史地域(Historic Areas of Istanbul)」として世界遺産(文化遺産)に登録(1985年)されています。最高標高 537メートル、北緯 41度00分49秒 東経 28度57分18秒(日本では青森県の津軽半島~陸奥湾~下北半島と同等の緯度)です。  この都市は紀元前7世紀にメガラ(Byzantium、古代ギリシャのアッティカ西部・メガリスにあった都市国家、アテネから西北西へ約42km)から移住したギリシャ人によって「ビザンチウム(Byzantium)」として建設されました。西暦330年、ローマ皇帝コンスタンティヌス1世はイスタンブールを帝国の首都とし、まず「新ローマ(古代ギリシャ語:Νέα Ῥώμη Nea Rhomē、ラテン語:Nova Roma)」と改名し、その後、自らの名をとって「コンスタンティノープル」と改名しました。1930年、都市名は正式に「イスタンブール」に変更されました。これは、11世紀以来ギリシャ語話者がこの都市を口語的に指す際に用いてきた呼称である「都市へ」のトルコ語訳である「εἰς τὴν Πόλιν(eis tḕn Pólin)」に由来します。
 イスタンブールは、ビザンチン帝国(330年~1204年)、ラテン帝国(1204年~1261年)、後期ビザンチン帝国(1261年~1453年)、そしてオスマン帝国(1453年~1922年)の時代、ほぼ1600年にわたって帝国の首都として機能しました。イスタンブールは規模と影響力を拡大し、やがてシルクロードの灯台となり、歴史上最も重要な都市の一つとなりました。イスタンブールはローマ時代とビザンチン時代にキリスト教の発展に重要な役割を果たし、「最初の 7つのエキュメニカル会議(全地公会議、first seven ecumenical councils、全キリスト教世界から代表者が参集した公会議のうち、正教会とカトリック教会の両方によって有効性が認められている第1回から第7回までの公会議(教義・典礼・教会法などについて審議決定する最高会議))」のうち 4回の公会議がコンスタンティノープル(正確にはコンスタンティノープルで 3回、残りの1回はカルケドン(現在のイスタンブール市のアジア側にあるカドゥキョイ地区))で開催されました。その後、1453年のコンスタンティノープル陥落後、特に 1517年にオスマン帝国の首都となった後、イスラム教の拠点へと変貌を遂げました。1923年、トルコ独立戦争後、アンカラがトルコ共和国の首都となりました。
 イスタンブールは 2010年の欧州文化首都です。イスタンブールはイギリスロンドンアラブ首長国連邦(UAE)のドバイを上回り、世界で最も訪問者数の多い都市となり、2023年には 2,000万人以上の外国人観光客が訪れると予想されています。ユーロモニター・インターナショナルは、2024年にイスタンブールを世界で 2番目に訪問者数の多い都市にランク付けし、2,300万人の観光客が訪れると予測しています。イスタンブールの歴史的中心部はユネスコの世界遺産に登録されており、市内には多くのトルコ企業の本社があり、トルコ経済の 30%以上を占めています。イスタンブールは世界のトップ100の科学技術クラスターに含まれています。この都市では、ガラタサライ(Galatasaray Sports Club)、フェネルバフチェ(Fenerbahçe Sports Club)、ベシクタシュ(Beşiktaş Gymnastics Club)などの有名なスポーツクラブがあり、トルコのサッカーやスポーツ全般の大部分が開催されています。
 
イスタンブール写真(アヤソフィア)
アヤソフィア
 
 イスタンブールの観光名所としては、トプカプ宮殿、ドルマバフチェ宮殿、ユルドゥズ宮殿、アブ・アイユブ・アル・アンサリ宮殿、アヤソフィア(聖ゲオルギオス大聖堂)、ブルー・モスク(スルタンアフメト・モスク)、スレイマニエ・モスク、イェニ・モスク、エユップ・スルタン・モスク、オルタキョイ・モスク、パドヴァの聖アンソニー教会、ルメリ・ヒサル、ガラタ塔、ヴァレンス水道橋、グランド・バザール(カパル・チャルシュ、世界最古かつ最大の屋内市場)、エジプシャン・バザール、ガレリア・アタキョイ(ショッピングモール)、イスタンブール考古学博物館、トルコ・イスラーム美術博物館、カーリエ博物館、イスタンブール現代美術館、ペラ美術館、サキプ・サバンジュ美術館、サントラル・イスタンブール、シラフタラガ発電所(現在は美術館)、イスタンブール大学、イスタンブール中央郵便局、イスティクラル通り(新古典様式、ネオルネッサンス様式、アール・ヌーヴォー様式の建築物が建ち並ぶ通り)、ボスポラス海峡、乙女の塔、ファーティフ・スルタン・メフメト橋(ボスポラス海峡に架かる吊り橋)、金角湾、シルケジ駅などがあります。
 
 イスタンブールのホテルとしては、クラウン プラザ イスタンブール - オールド シティ, IHG ホテル、ボス ホテル スルタンアフメット、フェル ホテル、レジエ オットマン, イスタンブール、10 カラキョイ ホテル イスタンブール, ア ハウス オブ オリジナル、アルゼル ホテル、レガシー オットマン ホテル、ザ ガラタ インタンブール ホテル M ギャラリー バイ ソフィテル、ダブルツリー バイ ヒルトン イスタンブール シルケジ、ダブルツリー バイ ヒルトン イスタンブール オールド タウン、ホワイト ハウス ホテル イスタンブール、プレステージ ホテル、ベストウエスタン プラス ザ プレジデント ホテル、ベストウエスタン エンパイアー パレス、ベストウエスタン アンテア ホテル、ミッドタウン ホテル、ニディヤ ホテル ガラタポート、リッチモンド イスタンブール、イノヴァ スルタンアフメット イスタンブール、ミニチュア ホテル イスタンブール、メルキュール イスタンブール シルケチ、ペラ パレス ホテル、ロマンス イスタンブール ホテル、ネオリオン ホテル、リクソス ペラ イスタンブール、ワールド ヘリテージ ホテル イスタンブール、ミス イスタンブール ホテル & スパ、ホテル アミラ イスタンブール、グランド ハイアット イスタンブール、ホテル スルタニア、ブティック セント ソフィア ホテル イスタンブール、シルケチ マンション ホテル、スラ アヤ ソフィア ホテル、オリエントバンク ホテル イスタンブール, オートグラフ コレクション、ホテル アルカディア ブルー イスタンブールなどがあります。
 
トルコにおけるイスタンブールの位置が判る地図(Map of Istanbul, Istanbul Province, Marmara Region, Turkey)
イスタンブール地図
地図サイズ:640ピクセル X 400ピクセル
 
 このイスタンブール地図のページ以下のコンテンツとして、地区毎の地図として
スルタンアフメット地区地図シルケジ地区地図ベヤズット地区地図テオドシウス城壁周辺地図イスタンブール新市街地図金角湾周辺地図アジア側地図ボスポラス海峡周辺地図」が用意されています。
 
 イスタンブールへの交通アクセスは、飛行機ではイスタンブール空港(Istanbul Airport、2018年10月29日に開港したイスタンブールの新しい主要空港)、サビハ・ギョクチェン国際空港(Sabiha Gokcen International Airport、主に格安航空会社が就航)、鉄道ではシルケジ駅(ヨーロッパ側の駅)、ハイダルパシャ駅(アジア側)、長距離バスではイスタンブール・メイン・バスターミナル(Istanbul Main Bus Terminal、エセンラー・オトガル(Esenler Otogarı)、地下鉄 M1号線のオトガル駅(Otogar / Coach Station))があります。なおアタテュルク国際空港は、イスタンブール空港の開港により2019年4月6日を最後に民間航空便の運航を停止しました。イスタンブール市内の公共交通機関は、イスタンブール地下鉄(9路線、144駅)、路面電車、路線バス、ケーブルカー、フェリーがあります。
 東アジアからは日本の東京(成田空港)からイスタンブールまで飛行機で 12時間(直行便、1便/日)、台湾の台北(桃園国際空港)から 12時間15分(直行便、1便/日)、韓国のソウル(仁川空港)から 11時間30分(直行便、2~4便/日)、中国の上海から 11時間50分(直行便、1便/日)、香港から 11時間20分(直行便、6便/週)です。
 東南アジアからはタイのバンコクからイスタンブールまで飛行機で 10時間20分(直行便、2便/日)、マレーシアのクアラルンプールから 11時間(直行便、1便/日)、シンガポールから 11時間(直行便、1~2便/日)、インドネシアのジャカルタから 11時間55分(直行便、1便/日)、フィリピンのマニラから 12時間15分(直行便、1便/日)、ベトナムのホーチミン・シティから 10時間55分(直行便、1便/週)です。
 西アジア・中東からはアラブ首長国連邦のドバイからイスタンブールまで飛行機で 4時間30分(直行便、6~9便/日)、カタールのドーハから 4時間(直行便、6~7便/日)、バーレーンのマナーマから 4時間10分(直行便、2~4便/日)、イランのテヘランから 1時間50分(直行便、9便/日)、ヨルダンのアンマンから 2時間20分(直行便、5便/日)、イスラエルのテルアビブから 2時間(直行便、5~8便/日)です。 アフリカからはエジプトのカイロからイスタンブールまで飛行機で 2時間10分(直行便、6~7便/日)、モロッコのカサブランカから 4時間25分(直行便、3~4便/日)、マラケシュから 5時間(直行便、1~2便/日)、エチオピアのアディスアベバから 5時間30分(直行便、2便/日)、ケニアのナイロビから 6時間40分(直行便、5便/週)です。
 ヨーロッパからはイギリスのロンドンからイスタンブールまで飛行機で 3時間45分(直行便、15~16便/日)、フランスのパリから 3時間20分(直行便、11便/日)、オランダのアムステルダムから 3時間20分(直行便、9~10便/日)、ベルギーのブリュッセルから 3時間15分(直行便、4~6便/日)、ドイツのベルリンから 2時間30分(直行便、6~9便/日)、フランクフルトから 2時間50分(直行便、11便/日)、イタリアのローマから 2時間30分(直行便、7便/日)、ミラノから 2時間35分(直行便、4~5便/日) 、スペインのマドリッドから 4時間10分(直行便、2~3便/日)、スイスのチューリッヒから 2時間45分(直行便、4~6便/日)、ギリシャのアテネから 1時間20分(直行便、8~9便/日)です。
 トルコ国内ではイスタンブールから首都アンカラまで飛行機で 55分(直行便、28~35便/日)、車や長距離バスで 4時間46分(東南東へ道なりで 450km)です。イスタンブールからブルサまで車で 1時間55分(南へ道なりで 155km)、イズミルまで飛行機で 1時間(直行便、39~44便/日)、車で 5時間25分(南西へ道なりで 490km)です。
 
イスタンブール県におけるイスタンブールの位置が判る地図
イスタンブール県イスタンブール市地図
地図サイズ:640ピクセル X 420ピクセル
 
イスタンブールの交通機関と観光名所およびホテル
 
イスタンブール地図
イスタンブール地図
地図サイズ:520ピクセル X 350ピクセル
 
イスタンブール地図(Google Map)
 

 
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