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高岡市
山町筋
高岡市街地の約600mの長さの通りには、明治時代に建てられた元商家の土蔵作りの家が42棟建ち並んでいます。この界隈は、高岡の商人町として栄えたところであり「高岡御車山祭(たかおか みくるまやま まつり)」が行われる由緒ある町として、通称「山町筋」と呼ばれています。文化庁重要伝統建造物保存地区となっています。
菅野家住宅(国指定重要文化財)、土蔵造りのまち資料館(旧宮崎家住宅)が一般公開されています。
タカジアスターゼ(消化酵素)の発明で有名な高峰譲吉博士生誕の地(現高峰公園)には、博士の銅像が建っています。童謡「夕日(♪ぎんぎんぎらぎら夕日が沈む♪)」の作曲家・宮崎琴月生誕の家が昔のまま残っています。1914年(大正3年)に東京駅を模して建築された赤レンガの銀行が今も現役で使われています。
高岡御車山は天正16年(1588年)豊臣秀吉が、後陽成(ごようぜい)天皇と正親町(おおぎまち)上皇を聚楽第(じゅらくだい)に迎え奉るときに使用したもので、加賀藩初代藩主・前田利家が秀吉より拝領し、二代藩主・前田利長が慶長14年(1609年)に高岡城を築くにあたり、町民に与えられたのが始まりと伝えられています。京都祗園の祭礼にならって鉾山に改造され、高岡関野神社の祭礼日に神輿とともに曳廻されてより以来、今日に至るまで高岡の発展とともに継承されてきました。御車山は御所車形式に鉾を立てた特殊なもので、高岡町民の心意気と財力に支えられ、格式を保ち高岡の金工、漆工、染色などの優れた工芸技術の装飾が車輪や高欄(こうらん)、長押(なげし)等に施された日本でも屈指の華やかな山車です。
ホームページ:高岡 山町筋土蔵づくりの町並み
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