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瑞龍寺


 瑞龍寺(曹洞宗)は、高岡の町を開いた加賀藩第二代藩主前田利長の菩提寺です。第三代藩主・前田利常が兄の追善のため、加賀藩お抱えの名匠・山上善右衛門に建築を命じ、約20年の歳月をかけ1663年に建立された寺院です。
 日本唯一の七堂伽藍と言われる江戸初期の典型的な禅宗寺院様式を現在に残しています。1997年(平成9年)国宝に指定されました。富山県内初の国宝指定です。
 瑞龍寺の門前に立つと、一直線に位置する総門・山門・仏殿・法堂は禅宗の典型的な形です。仏殿の左右に禅堂と大庫裏が配され、仏殿以外の伽藍は回廊で結ばれています。仏殿は、加賀藩が最も心血を注いだ最高傑作と言われています。仏殿の屋根は、重さが47トンという鉛葺きであり、全国でも金沢の石川門と瑞龍寺だけという珍しいものです。
 境内には、前田家の主君であった織田信長の遺骨を祀った石廟があります。瑞龍寺から八丁道という名前の参道を行くと前田利長墓所があります。石塔の高さが11mもあり、大名の墓としては全国でも最大級です。
高岡山瑞龍寺 公式サイト
 
瑞龍寺
茶室・石廟
法堂
(国宝)
大茶堂(重要文化財)

禅堂
(重要文化財)

仏殿
(国宝)

大庫裏

山門
(国宝)

回廊
 
総門
(重要文化財)
 
 

 
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