メキシコ・シティ国際空港(Aeropuerto Internacional de la Ciudad de Mexico, IATA: MEX)は、メキシコの首都メキシコ・シティにある空港で、メキシコ・シティ市街中心部から東へ約5kmの場所に位置しています。空港は、かつて「ベニート・フアレス国際空港(Benito Juárez International Airport)」と呼ばれ、メキシコ建国の父と称えられる19世紀にメキシコ合衆国の大統領でを勤めた「ベニート・パブロ・フアレス・ガルシア(Benito Pablo Juárez García)」に因んだ名称でした。この空港は、メキシコ最大の旅客数を扱う、メキシコの空の玄関口でありメキシコのみならず中南米最大級の空港の一つです。メキシコ・シティ国際空港が使用できない時の代替空港としては、メヒコ州に位置するトルーカ国際空港があります。メキシコ・シティ中心部から空港までの公共交通機関としては、メキシコシティ地下鉄5号線の「空港ターミナル駅(Terminal Aérea estación)」があります。
このメキシコ・シティ国際空港には、全世界の100以上の都市からのフライトが就航しています。2010年の統計によれば、年間旅客数は24,130,535人、航空機の離着陸回数は339,898回、航空貨物取扱高は393,075.87トンとなっています。現在拡張工事が行われており、完成時には1年あたり最大3200万人の旅客を取り扱う能力を備えた空港となる予定です。この空港からの就航先としては、メキシコ・シティから北アメリカ、中米、カリブ海、南米、ヨーロッパ、アジアへの直行便があります。このメキシコ・シティにある空港は、メキシコのフラッグキャリアであるアエロメヒコ航空(Aeromexico)の第一ハブ空港、アエロメヒコ・コネクト航空(Aeroméxico Connect)の第二ハブ空港、国際的な航空連合であるスカイチーム(国際的な航空連合)のハブ空港として利用されています。また、インタージェット(Interjet)とビバアエロバス(VivaAerobus)のハブ空港にもなっています。なお、アエロメヒコ航空(Aeromexico)は、メキシコ・シティからアジアへ就航している唯一の航空会社です。
メキシコ・シティ国際空港は、ラテンアメリカではブラジルのサンパウロ・グアルーリョス国際空港に次いで2番目に旅客数の多い空港です。空港には、旅客のための様々な宿泊施設があり、第一ターミナルにはヒルトン・ホテルとカミーノ・レアルおよびフィエスタ・インがあり、第二ターミナルにはNH ホテルがあります。
名前:メキシコ・シティ国際空港 / スペイン語:Aeropuerto Internacional de la Ciudad de México / 英語:Mexico City International Airport