台湾旅行

 みんな親切な台湾。看板が漢字だから迷わない、日本語もかなり通じて親切な人も多くとても旅行しやすい国。旅行先では路線バスを敬遠しがちになりますが、バス停には路線全てのバス停が漢字で表記された看板があり、行き先が判りやすいので安心して乗ることが出来ます。近代的な街並みがあるかと思えば、戦前からの日本式家屋にであったり、何となく昔の日本って感じの場所もあります。
 九州ほどの面積の台湾には、3500m以上の山が20座もあり(台湾の最高峰は、玉山 3952m)周囲は全て海。地形的には急峻な国です。このため都会は全て台湾島の沿岸部分に点在しています。鉄道で台湾を一周することが出来(列車に乗るだけなら一日で台湾一周が可能)、基本的に沿岸地帯をぐるりと回ることになります。ローカル線が3本(集集線、内灣線、平渓線)あり、これらの支線は内陸部に向かって線路が延びています。元々は炭鉱や森林資源の運搬に使用された線路ですが、近年は赤字続きで廃止されそうだったのですが観光列車としての利用が増えています。台湾の鉄道といえば阿里山森林鉄道(登山鉄道)もおさえておきたい観光スポットです。標高差2200mを3時間半かけて登る車窓は、亜熱帯から温帯へと植物が変化します。鉄道としては、3重ループやスイッチバックなど鉄チャンが喜ぶ場所もあります。

観光地

 ツアーのパンフレットを見ると行き先としては、台北・高雄・台中がメインで他には東海岸にある花蓮・太魯格(たろこ、大理石の峡谷)など人気があるようです。
 
 台北は、台湾旅行で必ずといっていいほど訪れる街です。首都なんだから当然?日本からの殆どの飛行機が乗り入れる台湾桃園国際空港(旧 中正国際空港)からはバスで約1時間です。市内の交通機関はかなり発達しています。地下鉄(現地名は MRT もしくは 捷運)だけでも主な観光名所へ行くことが出来ます。更にバスを使いこなせば完璧。地下鉄とバスは、共通のICカードがあり運賃の支払いも便利です。
台北の中正紀念堂  台北の観光名所としては、故宮博物院(中国文明の至宝の数々、2006年末にリニューアルオープン)、中正紀念堂(蒋介石の記念堂)、国父紀念館(孫文の記念堂)、士烈祠(衛兵交代式が見もの)、龍山寺(台北で最も古いお寺)、行天宮(関羽を祀った道教の廟)、孔子廟、台北101(世界で一番高いビル 508m)、夜市(B級グルメや安価な商品が多い露天の夜店、士林夜市が一番有名)、日本統治時代に建てられた近代建築(総統府など)も見どころです。
 博物館は故宮博物院の他に、国立台湾博物館(台湾の歴史・地理・原住民の民俗が中心)、国立歴史博物館(中国の宮殿を模した外観で日本から返還された古文物が中心)、台北二二八紀念館(1947年の二二八事件の追悼記念館)、台北當代芸術館(現代アート)などがあります。
 旅行では「買い物」であれば、台北101のある信義新都心、台湾最大の繁華街である東區・忠孝敦化商圏、若者が集まる西門町ファッショナブルな永康街、元は学生街で台北市南部にある公館などへ行くといいと思います。夜市を見物しながらの買い物も楽しいです。
 台北のホテルは、安ホテルが台北駅の北側に比較的多くあります。中級クラスのホテルを選ぶとすれば、MRT淡水線の中山駅から民権西路駅の辺りのホテルがお薦めです。交通の便が良く、ホテル周辺にはショップやレストランが多くあります。私が一番気になるホテルは「中国宮殿様式の圓山大飯店」です。高台にあるため台北市内を一望でき内装も素晴らしいらしいです。難点は、MRT圓山駅からバスとなるため多少不便なことです。
 
 台湾南部で最大の街が高雄です。新しく開通した台湾新幹線を利用すれば台北から高雄(左営)まで最短で90分です。在来線を利用すると4時間30分(自強号)です。また飛行機もあり台北から50分です。
高雄の龍虎塔  高雄の観光名所を挙げる場合、一番目に来るのが左営蓮池潭です。ここで最も有名なのが龍虎塔という対になった7層の塔です。最上階まで登れば蓮池潭を一望できます。湖周辺には、極彩色の寺院や廟が建ち並びテーマパークのような感じです。ガイドブックにはあまり出ていませんが「鳳山舊城」という城門が残る清代の城跡も近くにあります。
 他には、高雄願景館(昔の高雄駅、いかした近代建築物)、高雄市立歴史博物館、国立科学工芸博物館(応用科学の博物館としては世界で2番目の規模)、愛河(夜景の美しい運河)、六合夜市、寿山公園(高雄市を見渡せる絶景ポイント)、東帝士大楼展望台(台湾で2番目に高いビル 378m)、高雄港(世界屈指のコンテナ港)、旗津輪渡(フェリーから港や市街の高層ビルが見られる)、旗津風景区、西子湾風景区、澄清湖(風光明媚な人造湖)などの観光名所があります。
 
 台湾旅行で一番気に入った場所が阿里山です。
阿里山の日の出  理由その1、鉄道好きなため阿里山森林鉄道が大変に魅力的でした。一日一往復(繁忙期には増便あり)です。写真を撮るにしてもそれなりに苦労があります。(汽車の通過時刻を予想して撮影ポイントでじっと待つ)
 理由その2、雄大な自然があります。台湾一周して都市部の名所旧跡ばかり見たあとの阿里山は新鮮でした。祝山でのご来光見物(こちらも鉄道が楽しめます)も良かったですし、そのあと阿里山森林遊楽区で見た巨木の数々。ちょっとしたハイキングで森林浴を満喫しました。
地元では、阿里山の5大奇景として「鉄路」「森林」「雲海」「日出」「晩霞」が有名です。

サイト内の台湾旅行コンテンツ

日本旅行主催の台湾観光ツアー 紹介

台湾一周 喝采の旅 5日:5大都市(台中・台南・高雄・花蓮・台北)を巡る台湾一周の旅です。台湾きっての景勝地、神秘的な湖、日月潭を訪れます。迫力に満ちた景観が20kmも続くタロコ渓谷を観光。故宮博物院(約2時間)を含む見どころを押さえた台北市内観光付き。
イチ押しスペシャル てんこ盛り! 台北4日 <お手頃プラン>:日本でも大ブレイク中の中国茶器を本場で買い物「鶯歌・陶瓷老街」散策。世界一の高層ビル「台北101」に案内。中国式茶道体験付。人気のデザートパールミルクティーと「竹里館」でヘルシー茶葉料理の夕食。「鼎泰豊」で小籠包などの点心の夕食付。3日目は終日 自由行動。
台湾北部めぐり! 3日 <圓山大飯店〔ザ・グランド〕(デラックスルーム)利用/日本アジア航空指定>:魅力あふれる台北北部をコンパクトに廻ります。自然が造り上げた、芸術とも言える奇岩が並ぶ「野柳」観光。人気の温泉スポット「新北投温泉」でゆっくりと台湾の温泉を満喫(1日目)。国際的港町「基隆」、ノスタルジックな雰囲気が魅力の「九フン」へも案内(2日目)。2日目の夕食は「鼎泰豊(ディンタイフォン)」にて小籠包など点心をご賞味いただきます。
 

 

Copyright © 1997-2022 ZenTech. All Rights Reserved.