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ビエンチャン地図


 ビエンチャン(ヴィエンチャン、ラーオ語:ວຽງຈັນ(Wiang Chan)、英語/フランス語:Vientiane)は、ラオスの首都であり最大の都市(特別市)です。ラオス・タイ国境のメコン川沿いに位置し、ビエンチャン県の 5つの都市区で構成されており、2023年の国勢調査時点で人口は 840,940人です。面積 130平方キロメートル、ビエンチャン都 面積 3,920平方キロメートル(1,510平方マイル)、標高 174メートル(570フィート)、北緯 17度58分 東経 102度36分です。1563年にラーンサーン王国の首都(王都)として設立されたビエンチャンは、フランス統治時代に行政の中心地として機能し、仏教の国のシンボルであるタート・ルアンや、18世紀にタイに移されるまでエメラルド仏が安置されていたハウ・プラ・ケオなどの仏教のランドマークとともに植民地時代の建築物が残っています。
 この都市はラオスの政治、経済、交通の中心地として機能し、ラオス・中国鉄道などのインフラプロジェクトを通じて地域のつながりを重視しています。この鉄道は中国の一帯一路構想の一環であり、中国の昆明を結んだ後、ビエンチャンで終点となり、メコン川に架かるメコン鉄道橋を経由してノーンカーイからタイの鉄道網に接続されます。
 「Vientiane(ビエンチャン)」は、ラオ語の「Viangchan(wíaŋ tɕàn)」に由来するフランス語の綴りです。この名前は以前は「ວຽງຈັນທນ໌(タイ語ではเวียงจันทน์)」と書かれていましましたが、後に「ວຽງຈັນ」と書かれることもありました。ラオス語で、「ヴィアン(ວຽງ)」は「城壁に囲まれた都市」を意味し、「チャン(ຈັນ、以前はຈັນທນ໌)」はサンスクリット語の「」カンダナ(चन्दन (t͡ɕand̪ana )」に由来し、「白檀」を意味し、「白檀の城壁に囲まれた都市」と翻訳できます。チャンは「月」を表すこともあり、以前は「ຈັນທຣ໌」と表記されていたことから、「月の城壁に囲まれた都市」を指すと考える者もいます。他に「Viangchan」や「Wiangchan」といったローマ字表記もあります。
 
ビエンチャン イメージ(パトゥーサイ、「勝利の門」と名付けられた凱旋門)
ビエンチャン
 
 首都ビエンチャンは、寺院や仏教遺跡で観光客を魅了しています。中でも特に有名なのは、ラオスの国定文化遺産であり、その仏塔の一つである「タート・ルアン(Pha That Luang)」です。1566年にセッタティラート王によって建立され、1953年に修復されました。高さ 45メートル(148フィート)の黄金の仏塔には、仏陀の遺骨が納められていると考えられています。
 ワット・シー・ムアン寺院(Wat Si Muang)は、クメール・ヒンドゥー教の寺院の遺跡の上に建てられており、その遺跡は戒壇の裏手に見ることができます。1563年に建立されたこの寺院は、地元の少女ナン・シーの霊によって守られていると信じられています。伝説によると、当時妊娠中だったナン・シーは、柱が穴に下ろされるまさにその時、生贄として身を投げて亡くなったと言われています。寺院の前には、シーサワン・ウォン王の像が立っています。
 1957年から 1968年にかけて建立されたパトゥーサイ(Patuxai、「勝利の門」という意味)は、凱旋門であり市内のランドマークとなっています。
 ブッダパーク(Buddha Park)は 1958年にルアン・プ・ブンルア・スリラットによって造営され、庭園や樹木の間に仏教とヒンドゥー教の彫刻が点在しています。この公園はビエンチャンの南28キロメートル(17マイル)、メコン川のほとりに位置しています。
 
 ビエンチャンの観光名所としては、パトゥーサイ、タート・ルアン(Pha That Luang、ラオスの国章にも描かれる金色の仏塔)、タート・ダム(That Dam、意訳「黒い仏塔」)、ワット・シームアン(Wat Simuan)、ワット・ソクパルアン(Wat Sok Pa Luang、薬草サウナが有名)、ワット・プラケオ(ラオス)、ワット・シェンクアン(Wat Xieng Khuan, 別名「ブッダ・パーク」)、ワット・オン・トウ・マハウィハン(Wat Ong Teu Mahawihan)、ワット・スリ・チョンプ・オン・トウ(Wat Sri Chomphu Ong Tue)、ワット・シーサケット(Wat Si Saket)、ラオス国立博物館(Lao National Museum)、カイソーン・ポムウィハーン博物館(Kaysone Phomvihane Museum)、シーサケット博物館(Sisaket Museum)、ホー・プラ・ケオ(Haw Phra Kaew)、ホーパケオ博物館(Ho Pha Keo Museum)、セッタ・パレス・ホテル(1932年築)、噴水広場、革命記念塔、タラート・トーンカンカム(ビエンチャン最大の食料品市場)、タラート・サオ(Talat Sao、モーニング・マーケット)、タラート・クアンディン、イーヴニング・マーケットなどがあります。
 
 ビエンチャンのホテルは、イビス ヴィエンチャン ナム プー、ドン チャン パレス、クラウンプラザ ビエンチャン、ランドマーク メコン リラシュミズ プラザ ホテル ビエンチャン、ラ セーヌ ホテル バイ ブラサライ、ラオ プラザ ホテル、ムオン タンフー ラグジュアリー ビエンチャン、サラナ ブティック ホテル、アンサラ ホテル、ビエンチャン プラザ、ヴァンセン​ ブティック​ ホテル、ラオテル ビエンチャン、ダバラ ブティック ホテル ビエンチャン、アンカム ホテル、エデン デ ヴァン ヴィエン ホテル、ラオテル ビエンチャン、コンチネンタル プラザ ホテル、アバンティ ホテルなどがあります。
 
ラオスにおけるビエンチャンの場所が判る地図
ビエンチャン地図
地図サイズ:400ピクセル X 480ピクセル
 
 ビエンチャンへの交通アクセスは、飛行機ではワットタイ国際空港、鉄道ではターナレーン駅(タイ=ラオス友好橋を渡る鉄道が乗り入れ)、都市間バスは北バスターミナルと南バスターミナル、鉄道では中国ラオス鉄道のルアンパバーン駅があります。
 東アジアからは、韓国のソウルからビエンチャンまで飛行機で 5時間25分(直行便、1~3便/日)、中国の北京から飛行機で 4時間15分(直行便、1便/週)、広州から飛行機で 2時間30分(直行便、1便/週)、昆明から飛行機で 1時間40分(直行便、4便/週)です。
 東南アジア内では、タイのバンコクからビエンチャンまで飛行機で 1時間(直行便、4~5便/日)、ベトナムのハノイから 1時間10分(直行便、2便/日)、カンボジアのプノンペンから 1時間30分(直行便、1便/日)、シンガポールから 2時間55分(直行便、3便/週)です。陸路ではタイのノーンカーイからビエンチャンまで車やバスで 45分(北西へ道なりで 25km)です。
 ラオス国内では、ビエンチャンからルアンパバーンまで飛行機で 35分(直行便、3~5便/日)、車や長距離バスで 6時間(北北西へ道なりで 320km)、パクセーまで飛行機で 1時間(直行便、1~3便/日)、サワンナケートまで車や長距離バスで 7時間30分(南東へ道なりで 470km)、ポーンサワンまで車や長距離バスで 6時間50分(北東へ道なりで 350km)です。
 
ビエンチャン地図(Map of Vientiane, Laos)、Google Map
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