マレーシア：サラワク州地図 - 旅行のとも、ZenTech

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サラワク州地図

　サラワク州（英語：Sarawak、マレー語：Negeri Sarawak）は、マレーシアのボルネオ島北西部に位置する州です。面積は、124,450平方キロメートル（48,050平方マイル）あり、13の州の中で最大の面積を誇り、マレー半島とほぼ同じ面積です。人口は、2,907,500人（2020年現在、2010年時点では人口 2,420,009人）です。サラワク州は東マレーシア、ボルネオ島北西部に位置し、北東はマレーシアのサバ州、南はカリマンタン（ボルネオ島のインドネシア領部分）、北はブルネイと接し、北東の海上に連邦直轄領ラブアン島があります。州都のクチン（Kuching）はサラワク州最大の都市で、州の経済の中心地であり、サラワク州政府の所在地でもあります。サラワク州には他に、ミリ（Miri）、シブ（Sibu）、ビントゥル（Bintulu）などの市や町があります。サラワク州は赤道気候で、熱帯雨林と豊富な動植物種が生息します。グヌン・ムル国立公園には、いくつかの著名な洞窟群があります。ラジャン川はマレーシア最長の川で、東南アジア最大級のダムの一つであるバクンダムは、その支流の一つであるバルイ川にあります。ムルド山は州最高峰です。サラワク州は、マレーシアで唯一、キリスト教徒が多数派を占める州です。
　サラワク州で最古の居住地として知られるニア洞窟は、4万年前に遡ります。サントゥボン遺跡からは、西暦8世紀から 13世紀にかけての中国陶磁器が発見されています。サラワク州の沿岸地域は、16世紀にブルネイ帝国の影響下に入りました。1839年、イギリスの探検家ジェームズ・ブルックがサラワク州に到着しました。彼とその子孫は、1841年から 1946年まで州を統治しました。第二次世界大戦中は、3年間日本軍に占領されました。戦後、最後の白王チャールズ・ヴァイナー・ブルックはサラワクをイギリスに割譲し、1946年にイギリスの直轄領となりました。1963年7月22日、サラワクはイギリスから自治権を付与され、その後、同年9月16日に建国されたマレーシアの創設メンバーとなりました。しかし、この連邦制はインドネシアの反対を受け、3年間にわたる対立が続きました。マレーシアの建国は、1990年まで続く共産主義の反乱を引き起こしました。
　国家元首はヤン・ディ・ペルトゥア・ネゲリ（Yang di-Pertua Negeri）とも呼ばれる知事であり、政府の長は首相です。サラワクは行政区と地区に分かれており、ウェストミンスター議院制度をモデルとした制度によって統治されています。これはマレーシアで最も古い州議会制度です。マレーシア憲法の下、サラワクはマレー半島の他の州よりも大きな自治権を有しています。
　サラワク州は豊富な天然資源に恵まれ、石油・ガス、木材、パーム油の輸出を専門としていますが、製造業、エネルギー、観光業も盛んです。民族、文化、宗教、言語において多様性に富んでおり、イバン族、華人、マレー人、ビダユ族、メラナウ族、オラン・ウル族、インド人、ユーラシア人、ケダヤン族など、多様な民族が暮らしています。州の公用語は英語とマレー語です。公認宗教はありません。

サラワク州地図（Map of Sarawak, Borneo, Malaysia）

サラワク州の主要都市と観光地

番号	都市名	備考
1	クチン / Dewan Bandaraya Kuching Utara	サラワク州の州都であり最大都市
2	ミリ / Majlis Bandaraya Miri	サラワク州第2の都市
3	コタ・パダワン / Majlis Perbandaran Padawan
4	シブ / Majlis Perbandaran Sibu	サラワク州第3の都市
5	ルンドゥ / Lundu
6	バウ / Bau
7	スリアン / Serian
8	サリケイ / Sarikei
9	カノウィト / Kanowit
10	ムカー / Mukah
11	ビントゥル / Bintulu

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