カルタヘナ(スペイン語:Cartagena, Colombia)は、植民地時代からカルタヘナ・デ・インディアス(スペイン語:Cartagena de Indias)として知られ、カリブ海沿岸地域にあるコロンビア共和国北部の都市であり、主要港の一つです。西インド諸島への航路の中継地としての役割を担っていたカルタヘナは、世界探検や主要な商業海上航路の遺産の保存において重要な歴史的価値を有しています。かつてのスペイン植民地であったカルタヘナは、ボリビアの銀をスペインに輸出する主要港であり、アシエント制度下で奴隷化されたアフリカ人を輸入する主要港でもありました。強固な要塞が築かれ、カリブ海における海賊の襲撃から守る防御力も高い港町でした。マグダレナ川とシヌ川の間という戦略的な立地から、ヌエバ・グラナダ内陸部へのアクセスも容易で、スペインとその海外帝国間の貿易の主要港として、1540年代初頭までにその重要性を確立しました。
現代のカルタヘナはボリーバル県の県都であり、2018年の国勢調査によると人口は 876,885人で、カリブ海地域ではバランキージャ(Barranquilla)に次いで 2番目、コロンビアでは 5番目に大きな都市です。カルタヘナの都市圏は、ブカラマンガの都市圏に次いで、国内で 6番目に大きな都市圏です。経済活動には、海運業、石油化学産業、そして観光業が含まれます。
現在の都市は、スペインのムルシア州カルタヘナ、ひいては古代都市カルタゴ(現在のチュニジアの首都チュニス近く)にちなんで名付けられ、1533年6月1日に建設され、南米最古の植民都市の一つとなっています。しかし、カルタヘナ湾周辺の地域に様々な先住民が定住したのは紀元前 4000年頃です。スペイン植民地時代、カルタヘナはスペイン帝国の統治と拡大において重要な役割を果たしました。政治、教会、経済活動の中心地です。カルタヘナはスペイン植民地時代には「インディアスの真珠」と呼ばれるほど繁栄した街で、旧市街と要塞群が残され、1984年、カルタヘナの植民地時代の城壁都市と要塞は「カルタヘナの港、要塞、歴史的建造物群(Port, Fortresses and Group of Monuments, Cartagena)」の名称でユネスコの世界遺産に登録されました。
また、1741年、スペインとイギリスの間でジェンキンスの耳の戦争が起こったカルタヘナ・デ・インディアスの戦いの地でもありました。
カルタヘナ イメージ(カルタヘナのサン・ペドロ・クラベール教会(Iglesia de San Pedro Claver, Cartagena))
カルタヘナの観光名所としては、サン・フェリペ要塞(Castillo de San Felipe de Barajas)、サン・フェルナンド要塞、サンタ・クララ砦(Fort of Santa Clara)、サンタ・カタリナ砦(Fort of Santa Santa Catalina)、カルタヘナ大聖堂、サント・ドミンゴ広場(Plaza de Santo Domingo)、サント・ドミンゴ修道院&教会(Convento de Santo Domingo、1551年創建)、サン・ペドロ・クラベール広場(Plaza San Pedro Claver)、サン・ペドロ・クラベール修道院&教会(Convento & Iglesia de San Pedro Claver)、ポパ修道院(ポパのカンデラリアの聖母修道院&回廊付き礼拝堂、convent, cloister and chapel of Nuestra Señora de la Candelaria de la Popa)、布告広場(Plaza de la Proclamación)、カルタヘナ・メトロポリタン大聖堂(アレクサンドリアのサン・カタリーヌ大聖堂、Metropolitan Cathedral Basilica of Saint Catherine of Alexandria)、旧宗教裁判所(審問宮殿、Palace of Inquisition、現在はカルタヘナ市立博物館)、カルタヘナ黄金博物館(Cartagena Gold Museum)、聖マリア・ベルナルダ・ビュトラー聖堂&博物館(Sanctuary and Museum of St. Maria Bernarda Bütler)、ボカグランデ・ハーバー(Bocagrande Harbor)、ハレディア劇場(Heredia Theatre)、海軍博物館(Museo Naval Antiguo Hospital San Juan、旧サンファン病院)、カルモナ美術館(Museo Carmona)、アドルフォ・メヒア劇場(Teatro Adolfo Mejía、1911年開場)、時計門(プエルタ・デル・レホ、Puerta del Reloj、時計塔のある城壁門)、リパブリカーノ記念柱(Pilar Republicano)、チャールストン・ホテル(Charleston Hotel)、ラス・ボヴェダス(Las Bóvedas、旧監獄)、マリナ公園(Parque De La Marina)、センテナリオ公園(Parque Centenario)、トリニダード広場(Plaza de la Trinidad)、プラヤ・デ・ボカグランデ(ビーチ、Playa De Bocagrande)、プラヤ・カスティージョ・グランデ(ビーチ、Playa Castillo Grande)、プラヤ・エル・ラグイド(Playas El Laguito)、カブレロ公園(Parque del Cabrero)、カブレロ湖(Lago del Cabrero)、サンタ・クルス・マンガ島(Santa Cruz Manga Island)、カルタヘナ大学(University of Cartagena)、ボリバル工科大学(Universidad Tecnológica de Bolívar)などがあります。