ポルト・アレグレ(ポルトガル語:Porto Alegre、直訳すると「喜びの港」)は、ブラジル連邦共和国南部地域のリオグランデ・ド・スル州の州都であり、最大の都市です。人口は 1,389,322人(2022年現在)で、ブラジル国内で 11番目に人口の多い都市であり、4,167,025人(2022年現在)を擁するブラジルで 5番目に大きな都市圏の中心地となっています。この都市はブラジルの州の州都としては最南端です。面積 496.8平方キロメートル(181.8平方マイル)、海抜 10メートル(30フィート)、南緯 30度01分59秒 西経 51度13分48秒です。
ポルト・アレグレは 1769年、マヌエル・ホルヘ・ゴメス・デ・セプルベダ(Manuel Jorge Gomes de Sepúlveda)によって設立されました。彼は身元を隠すため、ホセ・マルセリーノ・デ・フィゲイレド(José Marcelino de Figueiredo)という偽名を使っていました。なお、正式な設立年は 1772年で、ポルトガルのアゾレス諸島からの移民が署名した法律に基づいています。
この都市は、5つの川が合流してラゴア・ドス・パトス(パトス湖、Lagoa dos Patos、潟湖(ラグーン))を形成するグアイバ湖(Guaíba Lake)の東岸(正確には南東部)に位置しています。ラゴア・ドス・パトスは、大型船でも航行可能な巨大な淡水ラグーンです。この 5つの川の合流地点は、重要な沖積港であり、ブラジルの主要な工業・商業の中心地となっています。
近年、ポルト・アレグレは、複数のNGOが主導する世界社会フォーラムの開催地となりました。また、参加型予算を初めて導入した都市として有名になりました。2006年、世界教会協議会(WCC)第9回総会がポルトアレグレで開催されました。2000年以降、ポルトアレグレは世界最大級のフリーソフトウェアイベントの一つであるFISLの開催地でもあります。この都市は 1950年のFIFAワールドカップの開催地であり、2014年のFIFAワールドカップの開催地の一つでもありました。
ポルト・アレグレ イメージ(悲しみの聖母大聖堂)
ポルト・アレグレの観光名所としては、ポルト・アレグレ・カトリック大聖堂(Porto Alegre Catholic Cathedral)、悲しみの聖母大聖堂(Our Lady of Sorrows Basilica)、ポルト・アレグレ公共市場(Porto Alegre Public Market)、ポルト・アレグレ市庁舎(Porto Alegre City Hall)、リオグランデ・ド・スル州庁舎(Administrative Center of Rio Grande do Sul)、リオグランデ・ド・スル美術館(Rio Grande do Sul Museum of Art - MARGS)、ジュリオ・デ・カスティリョス博物館(Julio de Castilhos Museum)、ジョアキン・ジョゼ・フェリザルド博物館(Joaquim Jose Felizardo Museum)、リオグランデ・ド・スル記念館(Rio Grande do Sul Memorial)、ファロウピラ公園(Farroupilha Park)、ガソメトロ工場(Plant of Gasometro)、イベレカマルゴ財団(Ibere Camargo Foundation)、グアイバ湖(Guaiba Lake)などがあります。