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監察院ビル


 監察院ビル(監察院庁舎、中国語繁体字:監察院廳舍、英語:Control Yuan Building、日本統治時代は台北庁舎、台北州庁舎)は、台湾(中華民国)台北市中正区忠孝東路1段2号に位置する政府庁舎です。日本統治時代には台北府の行政中心地として機能し、現在は国定古蹟に指定されています。
 台湾における日本統治時代初期、台湾総督府は台湾北部に台北県を設置し、その後台北県庁も設置されました。いずれも清朝台北府庁舎を庁舎として使用していました。後期には、元の庁舎の東側に新たな庁舎を建設することが計画されました。これは台北府「新台北県庁舎」とも呼ばれていました。台北州庁舎の主な建設は 1912年から 1915年にかけて行われました。1915年4月24日に落成式が行われ、翌年も拡張工事が続きました。
 1920年、地方行政区画が変更され、台北州府が設立されました。この庁舎は日本統治時代末期まで「台北州庁舎」と呼ばれ、行政機関に引き継がれました。
 1945年8月15日、日本が降伏し中華民国が台湾を接収した後、台湾省政府弁公室は台北州と台北市庁舎を統合し、これらを合わせて「省庁舎」と呼ばれる一つの庁舎にしました。1957年6月、国民政府は地方分権政策を実施し、台湾省政府(旧台湾省庁舎)を中興新村に移転しました。台北州庁舎はその後、「台湾省政府台北連絡事務所」として使用されました。
 1958年、行政院は台北市庁舎に移転し、通りの向かいにあった台湾省政府台北連絡事務所は再び監察院本部として使用され、現在もその役割を担っています。1998年7月30日、内政部は「台内民字第8778042号」を発布し、この建物を国定記念物に指定しました。現在、毎週金曜日の午前9時から午後12時までと午後2時から午後5時まで一般公開されています。
 
 監察院庁舎は、台湾総督府技師であった森山松之助の手によるもので、台北事務所監理技師三浦敬二が監理を担当しました。施工は澤井組に委託され、主要事業は第一期、第二期、そして第三期の三期に分けられました。第一期工事は 1912年に着工され、それに続く第二期工事は 1915年に完成し、同年4月24日に「台北事務所開庁式」として知られている落成式が行われました。第三期工事は 1915年に着工され、台北事務所の南西側に西棟と接続する形で、黒瓦葺き2階建ての煉瓦造りの建物が建設されました。
 建築様式は後期ルネサンス建築で、平面構成は木造トラス構造、外壁は赤煉瓦造りです。監察院ホールはL字型の平面を持つ建物です。ホールの平面はL字型で、ドーム状の正面入口から 90度の角を曲がって左右に伸び、左右非対称のファサードを形成しています。壁面には楕円形の突起と、その周囲に花模様のメダリオン壁画が施されています。アーチ型の石造りの丸窓にも花模様が描かれ、丸アーチ窓、丸窓、アーチ型雨よけ、貝殻装飾からなるアーチ型雨よけが設けられています。監察院ホールの建設は 1912年に着工され、1915年に完成しました。
 2005年10月、台北市政府広報局は「台北市トップ10建築」の公開投票を実施しました。台北市の代表的な建築物として、台北101美麗華大観覧車中正紀念堂円山大飯店総統府国父紀念館台湾中油本社ビル台北之家(台北電影院、旧アメリカ大使館邸)の 10の建物が選ばれました。監察院ビルと台北市庁舎はそれぞれ11位と12位にランクインしました。
 
監察院ビル イメージ
監察院ビル
 
台北 監察院ビル 地図(Map of Taipei Guest House, Taipei)
台北 監察院ビル 地図
地図サイズ:560ピクセル X 520ピクセル
 
監察院ビル 地図(Google Map)
 
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監察院ビル
 

 
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