ニュージーランド領チャタム諸島地図

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ニュージーランド領チャタム諸島地図

　チャタム諸島（英語：Chatham Islands、モリオリ語：Rēkohu（直訳すると「霧の太陽」という意味）、マオリ語：Wharekauri）は、ニュージーランド南島の東沖合い約 800キロメートル（430海里）の南太平洋（南緯 44度00分西経 177度30度付近）に浮かぶ群島で、ニュージーランドの一部として管理されています。半径約 60キロメートル（30海里）の範囲内に約 10の島があり、そのうち最大の島はチャタム島（Chatham Island）とピット島（ランギアウリア、Pitt Island (Rangiauria)）です。ニュージーランドの最東端であるフォーティフォーズ（Forty-Fours）もこのチャタム諸島に含まれています。以前は農地として開墾されていた島々の一部は、現在では固有の動植物を保護するために自然保護区として保護されています。
　モリオリ人が西暦 1500年頃にやって来て平和な生活様式を築いた当時、島々は無人でした。1835年、ニュージーランド北島のンガーティ・ムトゥンガ族とンガーティ・タマ族の部族集団（イウィ、Iwi）が島々を侵略し、モリオリ族をほぼ絶滅させ、生き残った人々を奴隷にしました。
　ヨーロッパの植民地化の時代に、ニュージーランド会社（New Zealand Company）は、イギリス王室がチャタム諸島を支配下に置いたことは一度もないと主張し、ドイツの植民地とするためにドイツ人に売却することを提案しました。1841年、島々を 1万ポンド（2023年の価値で約 86万ポンドに相当）で売却する契約が締結されたが、売却は失敗し、チャタム諸島は 1842年に正式にニュージーランド植民地の一部となりました。
　1863年、モリオリ族は駐在判事の布告により正式に奴隷から解放されました。
　チャタム諸島の居住人口は 2024年6月時点で 720人です。ワイタンギは主要な港であり集落です。地元の経済は主に自然保護、観光、農業、漁業に依存しています。チャタム諸島評議会が地方行政を行っており、その権限はニュージーランドの単一自治体に似ています。チャタム諸島には独自のタイムゾーンがあり、ニュージーランド本土より45分進んでいます。

ニュージーランド領チャタム諸島地図（Map of Chatham Islands, New Zealand）：日本語表記

チャタム諸島白地図（Outline Map of Chatham Islands, New Zealand）

ニュージーランド領チャタム諸島を構成する島々

島名（日本語）	島名（英語）	面積	備考
チャタム島	Chatham Island	920 km2	チャタム諸島の本島
ピット島	Pitt Island	65 km2	チャタム諸島で2番目に大きな島
サウス・イースト島	South East Island	2.18 km2	チャタム諸島で3番目に大きな島
マンゲレ島	Mangere Island (The Fort)	1.13 km2
リトル・マンゲレ島	Little Mangere Island	0.15 km2	マンゲレ島の直ぐ南西
ザ・キャッスル島	The Castle Island		リトル・マンゲレ島の南西
スター・キーズ（岩礁）	Star Keys		ピット島から東へ約12キロメートル、最大の岩礁はラウンド島（Round Islet）
ザ・シスターズ群島	The Sisters		ビッグ・シスター島（Big Sister）とミドル・シスター島（Middle Sister）およびリトル・シスター島（Little Sister）の3島
ザ・フォーティー・フォース群島	The Forty-Fours		チャタム島から東へ約50km

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