サンティアーゴ・デ・クーバ(スペイン語/英語:Santiago de Cuba)は、キューバ南東部沿岸にあるサンティアーゴ・デ・クーバ州にある都市で、サンティアーゴ・デ・クーバ州の州都です。カリブ海に繋がるサンティアーゴ・デ・クーバ湾沿いにある港湾都市です。サンティアーゴ・デ・クーバの人口は 555,865人(2020年現在)、キューバでは首都ハバナに次いで 2番目に人口の多い街です。面積 1,023.8平方キロメートル、標高 82メートル、北緯 20度01分11秒 西経 75度48分50秒です。市街中心部から南西へ約8㎞のサンティアーゴ・デ・クーバ湾の湾口にはサン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城(モーロ要塞、西暦 1700年に完成)があり、この要塞はスペイン帝国がアメリカ大陸で築いた要塞のうち最も保存状態が良く完全な形で残されていることから「サンティアーゴ・デ・クーバのサン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城(San Pedro de la Roca Castle, Santiago de Cuba)」の名称でユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録(1997年)されています。
サンティアーゴ・デ・クーバの観光名所としては、サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城(Castillo de San Pedro de la Roca、モーロ要塞(Castillo del Morro))、モンカダ兵営(7月26日歴史博物館、Museo de Historia 26 de Julio、アメリカによる半植民地状態からの解放を目指して1953年7月26日に弁護士フィデル・カストロ率いる青年たちが蜂起(モンカダ兵営襲撃、キューバ革命の契機となった事件)を記念した博物館)、アントニオ・マセオ・グラハレス広場(Plaza Antonio Maceo Grajales、ホセ・アントニオ・デ・ラ・カリダッド少佐マケオ・イ・グラハレス中将(1845年6月14日生~1896年12月7日没)は独立戦争(1868年~1902年)におけるキューバ独立軍の副司令官)、セスペデス公園(Parque Céspedes)、バカルディ・ラム酒蒸留所(Bacardi Rum Factory、ラム酒はサトウキビの廃糖蜜を原料とする蒸留酒)、画像博物館(Museo de La Imagen)、アベル・サンタマリア・クアドラド博物館(Museo Abel Santamaría Cuadrado)、秘密闘争博物館(Museo de La Lucha Clandestina)、聖母マリア大聖堂(Catedral de Nuestra Señora de la Asunción)、三位一体教会(Holy Trinity Church)、サンティアゴデクーバ大司教聖堂(Arzobispado de Santiago de Cuba)、アッシジのサンフランシスコ教会(Iglesia San Francisco de Asis)、サント・クリスト・デ・ラ・サルード教会(Iglesia Santo Cristo de la Salud)、コンガ・ロス・ホヨス文化センター(Foco Cultural Conga Los Hoyos)、音楽博物館(Museo de la Música)、パラド・ピコ・ステップス(Padre Pico Steps)、サンタ・エフィヘニア墓地(Cementerio de Santa Ifigenia)、エレチョス庭園(Jardín de los Helechos)などがあります。