カマグエイ(スペイン語/英語:Camagüey、旧称:サンタ・マリア・デル・プエルト・プリンシペ(Santa María del Puerto del Príncipe))は、キューバ中部にあるカマグエイ州にある都市で、カマグエイ州の州都です。カマグエイの人口は 321,992人(2011年現在)、キューバでは首都ハバナとサンティアーゴ・デ・クーバに次いで 3番目に人口の多い街です。面積 1,106平方キロメートル、標高 95メートル、北緯 21度23分02秒 西経 77度54分27秒です。スペイン植民都市として1514年にキューバ島北岸に造られた街が起源で、創建当初海賊の襲撃が度々あり、1528年に内陸へ移転し新しい街が築かれました。キューバ島内陸の交通の要所として栄え、19世紀までスペイン領西インド諸島の経済中心地となっていました。1530年代に建設されたカマグエイ旧市街には17世紀に建てられた教会やスペイン植民地時代に建てられた多くの建築物がよく残されており「カマグエイ歴史地区(Historic Centre of Camagüey)」の名称でユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録(2008年)されています。
カマグエイの観光名所としては、孤独の聖母マリア教会(Nuestra Señora de la Soledad Church)、慈悲の聖母教会(Nuestra Senora de la Caridad)、イグナシオ・アグラモン公園(Parque Ignacio Agramonte、イグナシオ・アグラモンテ(1841年12月23日生~1873年5月11日没)はカマグエイ出身の第一次キューバ独立戦争で活躍したキューバ人革命家)、州立イグナシオ・アグラモンテ博物館(Museo Provincial Ignacio Agramonte)、サン・ファン・デ・ディオス博物館(San Juan de Dios Museum in Camagüey)、カルメン広場(Plaza del Carmen)、ガロ広場(Plaza Del Gallo)、カマグエイ植物園(Jardín Botánico de Camaguey)などがあります。