台北には、日本統治時代(1895年〜1945年)に建てられた近代建築物が数多く残されています。総統府に代表される官庁は現在も当時の姿そのままの美しい姿で現在でも現役として使用されています。銀行の近代建築も見ることが出来ます。また、街中には2・3階建ての商業ビルがポツポツと残っています。最近は、近代建築ブームらしく老朽化して放置されていたものが修復されつつあるようです。
台北市内で最も多く近代建築物が残っているのは、清の時代に台北城があった地域です。日本統治時代に官庁街となり、多くの官庁・銀行・大学が建てられました。現代の地名で言うと、北は忠孝西路一段、南は愛国西路、東は中山南路、西は中華路に囲まれたエリア(台北駅の南側)です。
近代建築物 10選
ZenTechが見た範囲での台北にある近代建築物のベスト10を選んでみました。
やはりベスト1は、日本統治時代に台湾総督府として使用された総統府です。建物の規模も大きく美しいです。昼間はそれほどではないかもしれませんが、夜のライトアップが綺麗です。
総統府に引けをとらないのが監察院、この建物は何度見ても美しく見飽きることがありません。美しさだけで選ぶと間違いなく台北の近代建築物でベスト1です。
3番めに来るのが、台北賓館もしくは台大医院 旧館です。台北賓館は一般公開されておらず敷地にも入れないため、道路越しから少し見えるだけですが屋根を見ただけでも、かなり良い感じの近代建築物であることがわかります。台大医院 旧館は、現在も病院として使われており内部の見学が可能です。正面に植えられたヤシの木が南国風情を醸し出しレンガの建物と調和しています。
なおZenTechはまだ行っていませんが、MRT新店線公館駅の近くにある台湾大学には昔の校舎が残っており見ごたえがあるようです。台湾大学正門、台湾大学文学院、台湾大学行政大楼など。
おしくも選外となった近代建築物
- 司法院(旧台北地方法院・高等法院):「興亜様式」と呼ばれる重厚な近代建築。
- 台湾鉄路局(旧鉄道部):1階部分がレンガ造り、2階が木造です。湿気の多い台湾ならではの構造。
- 台湾銀行(旧台湾銀行本店):ライトアップに浮かぶ白い建物が素敵です。
- 台北市身心障礙福利會舘(旧台北職業紹介所):マイナーな建物。ピンク色の横帯装飾が特徴。
- 土地銀行(旧日本勧業銀行台北支店):重厚な造りの日本統治時代の銀行建築物。
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