台北の近代建築物・濟南教会の写真

濟南教会

正面	正面中央のガラス窓
	背面

　監察院を見て、中山南路を南へ約200m歩いた場所に濟南教会があります。レンガ造りです。敷地があまり広くなく、ヤシの木などが多く写真はうまく撮れませんでした。監察院と濟南教会の間には立法院があります。
　赤レンガと石材を使用した外観で、日本統治時代の1916年に日本基督教団幸町教会として建てられた教会建築です。戦前は、日本人専用の教会として利用され（中山南路は周辺は当時日本人居住区）ました。戦後は、「台湾基督長老教会濟南教会」となりました。国共内戦に敗れ大陸から移り住んだ外省人の「国語礼拝堂」もこの教会を使用しています。一時期は、本省人（戦前から台湾に住む人々）と外省人の対立の舞台になったそうです。教会入口には、これら二つの看板が掲げられ、現在は仲良く？共存しています。
　台北市中正区中山南路3号にあります。MRT淡水線台大醫院駅（3番出口）から北東へ徒歩5分、MRT淡水線・台北車站（8番出口）から徒歩5分。