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総統府


正面
総統府
総統府のライトアップ
ライトアップ
台湾で最初のエレベーターが設置
中央塔
 
 台北市重慶南路にある総統府は、真正面にカイタッケラン大通りが伸び、背には博愛路、左手には宝慶路、右手には貴陽路を臨み、台北駅や若者の町として知られる西門町にも近い場所にあります。この建物は日本統治時代(1919年竣工)に建てられたもので、当時は総督府の庁舎として使われていました。第2次世界大戦中にアメリカ軍の空襲で大きな被害を受けましたが、台湾が主権を回復した民国35年(1946年)に再建され、蒋介石元総統の還暦を祝して、「介寿館」と改名されました。中央政府による台湾遷都後は総統府として使用され現在に至っています。
 総統府は5階建ての建物を中心にしていますが、台湾で初めてエレベーターが設置された中央塔は11階ほどの高さがあり、敷地面積は6930平方メートルあります。外見はコンクリートと御影石で飾られ、赤と白のコントラストが華麗さと活気あふれる雰囲気を演出しています。1998年には国宝級古跡に指定されました。
 朝夕には、国旗掲揚式があります。国旗掲揚台の前の道路を封鎖して、楽隊と衛兵が行進して来ます。何処かで見たような風景です。そう、北京の天安門広場で毎日やっているのと同じような光景です。
 
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