スルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港(Sultan Abdul Aziz Shah Airport, IATA: SZB)は、マレーシアの首都クアラルンプール近郊のスランゴール州スバンにある空港で、クアラルンプール市街中心部から東へ15kmの場所に位置しています。この空港は1998年にクアラルンプール国際空港が開港するまでは、クアラルンプールの空の玄関口として機能していました。所在地の地名から「スバン空港(Subang Airport)」もしくは「スカイパーク・スバン(Skypark Subang)」とも呼ばれています。現在、国際便の就航はありませんが、小型ターボプロップ機を利用した少数の国内線のフライトがあります。以前には、クアラルンプールに近いという利点から格安航空会社が就航しようとしましたが、騒音問題で住民の反対運動があり実現しませんでした。現在このスバン空港は、ベルジャヤ航空(Berjaya Air)のハブ空港として利用され、他にファイアーフライ航空(Firefly)がターボプロップ機による商用航空路線を提供しています。またトランスマイル・エアー・サービス(Transmile Air Services)が、スバン空港では唯一のジェット機による航空貨物便をターミナル2で取り扱っています。
マレーシアでは11番目に旅客数の多い空港です。2009年の統計によれば、年間旅客数は819,840人、航空機の離着陸回数は46,989回、航空貨物取扱高は18,473トンとなっています。
名前:スルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港(KLIA) / 英語:Sultan Abdul Aziz Shah Airport / マレー語:Lapangan Terbang Sultan Abdul Aziz Shah