タイの世界遺産 - 旅行のとも、ZenTech

タイ世界遺産

　国連教育科学文化機関（ユネスコ）は、1972年のユネスコ世界遺産条約の署名国によって推薦された文化遺産または自然遺産のうち、顕著な普遍的価値を有するものを世界遺産として指定しています。文化遺産は、建造物（建築物、記念碑的彫刻、碑文など）、建造物群、遺跡（考古学遺跡を含む）で構成されます。自然遺産は、自然的特徴（物理的・生物学的形成）、地質学的・自然地理学的形成（絶滅危惧種の動植物の生息地を含む）、そして科学的、保全的、または自然美的観点から重要な自然遺産で構成されます。タイは 1987年9月17日にこの条約を批准しました。
　2024年現在、タイには 8つの世界遺産が登録されています。タイで最初の 3つの世界遺産は 1991年に登録されました。タイ初の 3件の世界遺産は、「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」「古都アユタヤ」「トゥンヤイ＝フワイ・カーケン野生生物保護区」です。最も新しい遺産は、ドヴァーラヴァティー時代のシーマ石の伝統を物語るプー・プラバートで、2024年に登録されました。タイの遺産のうち 5つは文化遺産、3つは自然遺産です。また、タイには暫定リストに 7つの遺産が登録されています。

タイ世界遺産地図（World Heritage site Map of Thailand）、2005年時点

地図サイズ：420ピクセル X 560ピクセル

タイの世界遺産（全 8箇所、文化遺産 5ヶ所、自然遺産 3ヶ所、複合遺産無し）、2025年時点

文化遺産
1. スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町 / Historic Town of Sukhothai and Associated Historic Towns：1991年登録、スコータイ歴史公園（Sukhothai historical park）とカムペーンペット歴史公園（Kamphaeng Phet historical park）およびシーサッチャナーライ歴史公園（Sri Satchanalai historical park）の3つの歴史公園が世界遺産に登録されています。
2. 古都アユタヤ / Historic City of Ayutthaya：1991年登録、プラ・ナコーン・シー・アユッタヤー県アユタヤ
3. バーンチエン遺跡 / Ban Chiang Archaeological Site：1992年登録
4. 古代都市シー・テープと関連のドヴァーラヴァティー王国の建造物群（The Ancient Town of Si Thep and its Associated Dvaravati Monuments）：2023年登録
5. プー・プラ・バート（歴史公園）、ドヴァーラヴァティー時代のセーマ石の伝統の証（Phu Phrabat, a testimony to the Sīma stone tradition of the Dvaravati period）：2024年登録
自然遺産
1. トゥンヤイ＝フワイ・カーケン野生生物保護区 / Thungyai-Huai Kha Khaeng Wildlife Sanctuaries：1991年登録、トゥンヤイ・ナレースワン野生生物保護区（Thungyai Naresuan Wildlife Sanctuary、面積 3,200km2）とフワイ・カーケン野生生物保護区（Huai Kha Khaeng Wildlife Sanctuary、面積 2,570km2）の2つの野生保護区が世界遺産に登録されています。
2. ドンパヤーイェン＝カオヤイ森林地帯 / Dong Phayayen - Khao Yai Forest Complex：2005年登録、カオヤイ国立公園（Khao Yai National Park）とタープラヤー国立公園（Ta Phraya National Park）とタップラーン国立公園（Thap Lan National Park）とパーンシーダー国立公園（Pang Sida National Park）およびドンヤイ野生生物保護区（Dongyai Wildlife Sanctuary）の5つの国立公園と生物保護区が世界遺産に登録されています。
3. ケーンクラチャン森林地帯（Kaeng Krachan Forest Complex）：2021年登録
複合遺産

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