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タイ世界遺産
カムペーンペット歴史公園
カムペーンペット歴史公園(英語:Kamphaeng Phet Historical Park、カンペーン・ペッ歴史公園とも)は、タイ北部のカムペーンペット県にある考古学的な遺跡です。スコータイ歴史公園とシーサッチャナーライ歴史公園とともに、ユネスコ世界遺産に登録されている「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」の構成要素の一つとなっています。カムペーンペット歴史公園の主な見どころには、ピン川東側の「ムアン・チャカンラオ(Mueang Chakangrao)」、西側の「ムアン・ナコンチュム(Mueang Nakhon Chum)」、そして町から南西約 18キロメートル離れた「ムアン・トライ・トゥルエン(Mueang Trai Trueng)」といった考古学遺跡があります。古代のカンペーンペットの町であるムアン・チャカンラオは、かつてのスコータイやシーサッチャナーライと同じ都市計画思想に基づいており、町の内外に宗教施設のための区画が設けられていました。建造物は通常、大型でラテライトで作られています。ただしピン川西岸のムアン・ナコンチュムにある宗教施設は、レンガ造りで比較的小規模です。
市壁と古い要塞が、幅 300~700メートル、長さ 2,200メートルの長方形の町の境界を示しています。
カムペーンペット歴史公園 イメージ(ワット・プラケオ(Wat Phra Kaeo))
カムペーンペット歴史公園の見所としては、以下のものがあります。
ワット・プラケオ(Wat Phra Kaeo、วัดพระแก้ว)は、町の中心部、かつて宮殿であったとされる場所の近くにある大きな王宮寺院です。この寺院自体は重要な都市行事に使用され、僧侶は居住していませんです。主な特徴は、獅子で飾られた基部を持つ主仏塔(チェディ)と、象で飾られた基部を持つ円形仏塔(チェディ)です。他にも様々な基部の仏塔と、いくつかの礼拝堂の遺跡があります。寺院の境界はラテライト壁で区切られています。
ワット・プラケオに次いで規模が大きいのはワット・プラ・タート(Wat Phra That、วัดพระธาตุ)です。ここの主仏塔はラテライトとレンガを混ぜて造られ、幅15メートルの正方形の基部を持ちます。カンペーンペット建築様式です。
サモン(Sa Mon、สระมน)はワット・プラケオの北に位置する宮殿跡で、北側の城壁にほぼ接する四角い土塁が築かれています。城壁の三方を堀が巡らされ、中央には池が設けられています。現在、当時の建造物は現存していません。
ワット・プラノン(Wat Phra Non、วัดพระนอน)は四方をラテライト壁で囲まれています。寺院の正面には四角い池、沐浴室、そして巨大なラテライト柱で支えられた古代の水上楼閣があります。この柱は原石から一体となって切り出されており、各辺1.1メートル、高さ 6.4メートルと、タイ国内最大級の石材です。獅子の彫刻とセマ石(境界石)は今も見分けられます。かつて涅槃仏を安置していた大きなヴィハン(本堂)は完全に崩壊しています。
ワット・プラ・シー・イリヤボット(Wat Phra Si Iriyabot、วัดพระสี่อิริยาบถ)はワット・プラ・ノンの北に位置し、隣の寺院と同様の池と沐浴施設を備えています。四方の壁はラテライト材で造られており、入口もラテライト材で造られています。モンドップ構造の仏塔には、スコータイ様式の歩行、坐像、立像、臥像の 4つの姿勢の仏像が安置されています。現在残っているのは立像のみです。
ワット・プラ・シン(Wat Phra Sing、วัดพระสิงห์)は、スコータイ時代とアユタヤ時代の両時代に建立されたと考えられています。ラテライト材の壁に囲まれ、四面にアーチを持つ正方形の仏塔がそびえ立っています。ウボソットの前には、装飾的な獅子とナーガの像が置かれています。
ワット・チャン・ロップ(Wat Chang Rop、วัดช้างรอบ)は、高い丘の上にある大きな寺院です。セイロン様式の主仏塔(チェディ)は中庭の中央にありますが、上部は崩壊しています。台座には 68体の象が飾られ、その間にはボーティ型の模様が刻まれています。また、悪魔や女性ダンサーの像の痕跡も残っています。
タイ北部におけるカムペーンペット歴史公園の場所が判る地図(Map of Kamphaeng Phet historical park, Kamphaeng Phet, Thailand)
地図サイズ:360ピクセル X 500ピクセル
カムペーンペット歴史公園の見所(寺院跡)
- 城壁内
- ワット・プラ・ケオ / Wat Phra Kaew:現在はバンコクのワット・プラケオにあるエメラルド仏がかつて安置されていたと伝わる王室寺院跡
- ワット・プラ・タート / Wat Phra That:カムペーンペット歴史公園のなかで二番目に大きな寺院跡
- アランイック地区(Khet Aranyik、北西区域、城壁外)
- ワット・ドン・オイ / Wat Dong Oi
- ワット・サー・ケオ / Wat Sa Kaeo
- ワット・パー・ムド・ンオグ / Wat Pa Mud Nog
- ワット・プラ・ノン / Wat Phra Non
- ワット・パー・ムド・ナイ / Wat Pa Mud Nai
- ワット・パー・ラエン / Wat Pa Laeng
- ワット・ラムナロン / Wat Ramnarong
- ワット・ナーク・ジェット・セイン / Wat Nak Jet Sein
- ワット・マムアン・ンガム / Wat Mamuang Ngam
- ワット・チャーン・ローム / Wat Chang Lom (Wat Chang Rob):低い丘の上に建つ寺院跡、スコータイ時代後期からアユタヤ時代にかけて造られ、台座の68頭の象に支えられた仏塔(上部は残っておらず台座のみ)があります。
- ワット・リム・タン / Wat Rim Tang
- ワット・アワト・ヤイ / Wat Awat Yai
- ワット・マー・クレット / Wat Ma Khlet
- ワット・パカラム / Wat Pakaram
- ワット・クル・シー・ホン / Wat Kru Si Hong
- ワット・チェディ・クロム / Wat Chedi Klom
- ワット・カンペーン・ンガム / Wat Kamphang Ngam
- ワット・シング / Wat Singh
- ワット・プラ・シー・イリヤボット / Wat Phra Sri Iriyabot:スコータイ時代の寺院跡で、高さ9メートルの遊行仏が残っています。
- ワット・コンチャイ / Wat Kongchai
- チャオ・ポル・ヘン・カンペーン・ペッの祠 / Chao Por Heng Jia Kamphaeng Phet Shrine
- ピン川西岸(Mueang Nakhon Mhum)
- ワット・プラ・ボローマハタート / Wat Phra Borommathat
- ワット・チェディ・クラン・トゥン / Wat Chedi Klang Thung
- ワット・ノン・ヤイ・チュアイ / Wat Nong Yai Chuai (Wat Ngong Yai Chuai)
- ワット・ノン・ランカ / Wat Nong Langka
- ワット・モン・カ・レ / Wat Mong Ka le
- ワット・ピクル / Wat Pikul
- ワット・ノン・ピクル / Wat Nong Phikul
- ワット・サムコ / Wat Sumko
- プーム・トゥン・セティ砦 / Fort Phom Thung Sethi (Thung Setthi Fort)
カムペーンペット歴史公園地図(Google Map)
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