クエンカ(スペイン語:Cuenca)は、スペイン中央部南東寄りのカスティーリャ=ラ・マンチャ州にある都市で、クエンカ県の県都です。クエンカの人口は 54,898人(2018年現在)、カスティーリャ=ラ・マンチャ州では 6番目に人口の多い街です。面積 911.06平方キロメートル、海抜 946メートル、北緯 40度04分 西経 2度09分です。「歴史的城塞都市クエンカ(Historic Walled Town of Cuenca)」の名称でユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。
クエンカの観光名所としては、クエンカ大聖堂(クエンカのサンタ・マリア&サン・ジュリアン大聖堂、Cuenca Cathedral(Catedral de Santa María y San Julián de Cuenca)、1257年頃建築、ファサードは20世紀に再建、スペインのゴシック様式聖堂としては最古級)、マヨール広場、クエンカ市庁舎(Town Hall、18世紀、バロック様式)、ペトラス修道院(16世紀)、旧司教館(Bishop's Palace、現在は教区博物館(Diocese's Museum)としてフアン・デ・コロニアの祭壇画(1510年頃)やエル・グレコなどの作品を展示)、セミナリオ(Seminario)、サン・ミゲル聖堂(Iglesia de San Miguel)、サン・ペドロ聖堂(Church of Saint Peter)、エル・サルバドル聖堂(Iglesia del Salvador)、旧サン・パブロ修道院(Old convent of Saint Paul、16世紀、内部にあるロココ様式の教会は18世紀、現在はパラドール・ホテルに転用)、宙吊りの家(Hanging Houses、ウエカル川の断崖の上に建つ建物)、サン・パブロ橋(Puente de San Pablo、鉄橋)、カスティーリョ(クエンカ城跡、El Castillo)、マンガナ塔(Mangana Tower)、クエンカ県議会庁舎(Cuenca Province Council)、考古学博物館(Archeological Museum、セゴブリガ歴史公園(Archaeological Park of Segóbriga)内)、スペイン抽象美術館(Museum of Spanish Abstract Art)、カスティーリャ=ラ・マンチャ科学博物館(Museum of Science of Castile-La Mancha)、クエンカ聖週間博物館(Holy Week Museum of Cuenca)、アントニオ・ペレス財団博物館(Fundación Antonio Pérez)、アントニオ・サウラ財団博物館(Fundación Antonio Saura)などがあります。