タラベラ・デ・ラ・レイナ（スペイン語：Talavera de la Reina）は、スペイン中央部南東寄りのカスティーリャ＝ラ・マンチャ州トレド県ティエラス・デ・タラベーラ郡にある都市です。タラベラ・デ・ラ・レイナの人口は 86,779人（2014年現在）、カスティーリャ＝ラ・マンチャ州ではアルバセテに次いで2番目に人口の多い街であり、トレド県では人口の最も多い街です。
このタラベラ・デ・ラ・レイナは、アルベルチェ川とタホ川の合流地点にあり、土地が肥沃で、先史時代から人が居住していました。古代ローマ以前は、ケルト系の人々の居住地があり、古代ローマ帝国時代には「カエサロブリガ」と呼ばれ繁栄していました。古代ローマ以後は、西ゴート王国、イスラム支配を経て、中世には交易都市として栄え、15世紀には陶器やタラベラ製タイルが盛んに作られ、ヨーロッパの多くの宮殿を飾りました。
タラベラ・デ・ラ・レイナの観光名所としては、プラードの聖母を祀るバロック様式とルネサンス様式の教会「ヌエストラ・セニョーラ・デル・プラード聖堂（Basílica de Nuestra Señora del Prado）」、ゴシック様式とムデハル様式が融合した教会「サンタ・マリア教会（Colegiata de Santa María）」、12世紀に建てられたゴシック様式とムデハル様式が融合した教会「エル・サルバドール教会（Iglesia de El Salvador）」、「サンタ・マリア・マヨール教会（Colegiata de Santa María la Mayor）」、「エンカルナシオン・デ・ラス・マドレス・ベルナルダス修道院（Convento de la Encarnación de las Madres Bernardas）」、「サンティアゴ・エル・ヌエボ修道院（Iglesia de Santiago el Nuevo）」、「イスラム時代の城郭（ムーア人の城壁）」、「ビクトリア劇場」などがあります。
スペインにおけるタラベラ・デ・ラ・レイナの位置が判る地図
地図サイズ：480ピクセル X 360ピクセル
タラベラ・デ・ラ・レイナへの交通アクセスは、鉄道ではタラベラ・デ・ラ・レイナ駅（Talavera de la Reina Railway Station）があります。
スペインの首都マドリッドからタラベラ・デ・ラ・レイナまで車で 1時間20分（西南西へ道なりで 116km）、鉄道（MD、アトチャー駅発）で 1時間25分、カスティーリャ＝ラ・マンチャ州の州都トレドから車で 57分（西へ道なりで 80.5km）です。タラベラ・デ・ラ・レイナからエストレマドゥーラ州プラセンシアまで車で 1時間20分（西へ道なりで 127km）、カセレスまで車で 1時間55分（西南西へ道なりで 191km）です。
タラベラ・デ・ラ・レイナ地図（Map of Talavera de la Reina, Community of Castilla-La Mancha, Spain）
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