ギリシャ：イラクリオン - 旅行のとも、ZenTech

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イラクリオン地図

　イラクリオン（ギリシア語：Ηράκλειο（Irákleio）、英語：Heraklion or Herakleion、「Iraklion」とも）は、ギリシャ共和国のクレタ島北海岸中央部にある都市、行政的にはクレタ地方の首府、イラクリオン県の県庁所在地（県都）となっています。クレタ島最大の都市であり、島全体の行政上の首府、またイラクリオン県の県庁所在地（県都）でもあります。2011年の国勢調査によると、ギリシャでは首都アテネとテッサロニキおよびパトラに次いで 4番目に大きな都市で、市町村人口は 179,302人（2021年）、広域都市圏人口は 211,370人です。面積 244.6平方キロメートル、海抜 0～33メートル、北緯35度20分25秒東経25度08分04秒です。
　イラクリオン市街地は少なくとも紀元前 7000年から継続的に居住されており、ヨーロッパで最も古い居住地域の一つとなっています。イラクリオンには、紀元前 2000年から 1350年頃に遡るミノア文明の中心地、古代クノッソス宮殿があり、ヨーロッパ最古の都市とよく考えられています。この宮殿はギリシャで最も重要な考古学遺跡の一つであり、訪問者数ではパルテノン神殿に次ぐ規模を誇ります。
　ユーロモニターによると、イラクリオンは 2017年にヨーロッパで最も急速に成長した観光地となり、海外からの観光客数は 11.2％増加しました。このランキングによると、イラクリオンは 2017年にはヨーロッパで 20番目に訪問者数の多い地域、世界で 66番目に多い地域、ギリシャで 2番目に多く訪問者があり、320万人の訪問者を記録しました。2018年にはヨーロッパで 19番目に多く訪問者があり、340万人の訪問者を記録しました。

イラクリオンイメージ（クールス要塞）

　イラクリオンの観光名所としては、イラクリオン考古学博物館、クレタ歴史博物館、ヴェネツィア時代の要塞、聖ミナス教会（19世紀後半に建てられたクレタ島最大の教会）、聖マルコ大会堂（14世紀に建築されたイタリア・ヴェネツィア様式の建物、現在は「市美術館」）、エル・グレコ公園、聖ティトス教会（10世紀に建てられた教会）、クレタと第2次世界大戦博物館、クレタ自然史博物館、ヴェニゼロス広場（モロシニの泉）、クールス要塞（Koules Fortress）、クノッソス宮殿跡（クレタ島にあるミノア文明（クレタ文明、青銅時代）最大の遺跡、ギリシャ神話（ミノタウロス伝説）で「クレタ島のミノス王がミノタウロス（牛頭人身の怪獣）を閉じ込めた迷宮」と伝えられる宮殿跡）などがあります。

　イラクリオンのホテルは、ギャラクシーイラクリオンホテル、アトリオンホテル、GDM メガロンホテル、アクイラアトランティスホテル、レガシーガストロスイーツ、ドムブティックホテル、ポルタメディナブティックホテル、メトロポールアーバンホテル、インフィニティシティブティックホテル、アルティオンシティブティックホテル、ドムスアリアドネ、ラヴリスシティスイーツ、ホテルオリンピック、ホリデーハウスイラクリオン、エルグレコホテル、クロップススイーツ、ハニオンワンスイーツ、マーヴェルデラックスルームス、アルツリースイーツ、シティライオンアパートメンツ & ロフツイラクリオンなどがあります。

ギリシャにおけるイラクリオンの位置が判る地図（Map of Heraklion, Crete Island, Greece）

地図サイズ：480ピクセル X 360ピクセル

　イラクリオンへの交通アクセスは、飛行機ではイラクリオン国際空港（ニコス・カザンザキス空港）、船ではイラクリオン・フェリーターミナル、島内バスではバスステーション A（クレタ島西部と東部行き）とバスステーション B（クレタ島南部行き）があります。
　ドイツのフランクフルトからイラクリオンまで飛行機で 3時間5分（直行便、2便/週）、ミュンヘンから 2時間40分（直行便、4便/週）です。
　ギリシャの首都アテネからクレタ島のイラクリオンまで飛行機で 50分（直行便、3～6便/日）、フェリー（ピレウス港発）で 8時間40分です。テッサロニキから飛行機で 1時間10分（直行便、6便/週）、ロードス島から飛行機で 50分（直行便、6便/週）、ロードス島ロードス・タウンからカルパトス島とカソス島を経由してクレタ島シティアまでフェリーその後クレタ島内を車で 13時間（西南西へ道なりで 430km）です。
　イラクリオンからハニアまで車やバスで 2時間（西へ道なりで 145km）、アイオス・ニコラオスまで車やバスで 51分（東南東へ道なりで 63km）です。イラクリオンからクノッソス宮殿跡まで車やバスで 13分（南へ道なりで 5.5km）です。

クレタ島におけるイラクリオンの位置が判る地図

地図サイズ：540ピクセル X 320ピクセル

イラクリオンの交通機関と観光名所

イラクリオンの交通機関
1. フェリー乗り場 / Ferry Terminal：首都アテネ近郊のピレウスから毎日1～4便
2. バスステーション A / Bus Station A：港近くの旧市街北東端、クレタ島西部と東部およびクノッソス宮殿跡へのバスが発着
3. バスステーション B / Bus Station B：旧市街から西へ外れた場所（ハニア門外）、クレタ島南部へのバスが発着
4. イラクリオン国際空港（ニコス・カザンザキス空港） / Heraklion International Airport (Nikos Kazantzakis Airport)：イラクリオン市街中心部から東へ約3キロメートル（地図外右）
イラクリオンの観光名所
1. イラクリオン考古学博物館 / Heraklion Archaeological Museum：クレタ島で発掘された重要な出土品を展示している博物館
2. クレタ歴史博物館 / Historical Museum of Crete：クレタ島のコインや昔のイラクリオンの地図などを展示
3. ヴェネツィア時代の要塞 / "Koules" Sea Fortress
4. 聖ミナス教会 / Agios Minas：1862年から1895年に建てられたクレタ島で最大の教会
5. 聖マルコ大会堂 / Agios Markos：14世紀に建築されたイタリア・ヴェネツィア様式の建物、現在は「市美術館（Municipal Art Gallery）」として利用されています。
6. 聖ティトス教会 / Agios Titos：エル・グレコ公園近くにある10世紀に建てられた教会
7. クレタと第2次世界大戦博物館 / Municipal Museum of the Battle of Crete
8. クレタ自然史博物館 / Natural History Museum of Crete：クレタ大学が運営するクレタ島の自然に関する博物館
イラクリオン周辺の観光名所
1. クノッソス宮殿跡 / Palace of Knossos：クレタ島にある青銅時代最大の遺跡、ギリシャ神話（ミノタウロス伝説）で「クレタ島のミノス王がミノタウロス（牛頭人身の怪獣）を閉じ込めた迷宮」と伝えられる宮殿跡（～紀元前1200年頃）、イラクリオン市街中心部から南東へ約5キロメートル（地図外右下）

イラクリオン地図（Google Map）

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