月壇(げつだん、中国語簡体字:月坛、繁体字:月壇、ピンイン:Yuètán、英語:Temple of the Moon)は、中国・北京市市街西部(府城門)、北京市西城区 月壇北街 6番にある祭壇(明・清両代の皇帝が月神を祀った場所)です。月壇は明代の嘉靖年間(西暦 1522年~1566年)に建てられました。この祭壇は、明代の嘉靖9年(1530年)に中国の皇帝(明の嘉靖帝、明の第12代皇帝、在位:正徳16年4月22日(1521年5月27日)~嘉靖45年12月14日(1567年1月23))が月を崇拝する日没の儀式ために建てられました。清代に再建されました。「北京の九壇八廟」の一つで、中華民国初期に放棄されました。中国に現存する唯一の月壇です。
祭壇とその周囲の敷地は公共の公園内にあります。祭壇基壇と祭壇内壁は取り壊されていますが、鐘楼、天門、具服殿、神庫などの古い建物や周辺の壁(外壁)は今も残っています。全国重点文物保護単位として国家レベルで保護されています。月壇の祭壇基壇は1960年代に撤去され、1966年に中央広播電視塔の電波アンテナ鉄塔(高さ 180メートル、現在は予備発射塔)が建てられました。