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リバプール


 リバプール(英語:Liverpool, Merseyside)は、イギリスイングランド地方ノース・ウェスト・イングランド(北西イングランド地域)、マージーサイド州にある港湾都市であり、大都市圏の自治区です。マージー川河口の東側、アイリッシュ海に近く、イギリスの首都ロンドンロンドンの北西 286キロメートルに位置しています。「海港商業都市リヴァプール」として 2004年から 2021年の間、世界遺産(文化遺産)に登録されていました。2022年の時点で人口は 496,770人(イギリスでは10番目の人口)で、150万人を超える人口を抱えるリバプール市域の行政、文化、経済の中心地となっています。都市圏としてはイギリス 第5位です。面積 111.8平方キロメートル(43.2平方マイル)、海抜70メートル、北緯53度24分 西経 2度59分です。
 1207年にランカシャー州の自治区として設立されたリバプールは、17世紀後半にリバプール港が大西洋奴隷貿易に大きく関与したことで、その重要性を増しました。この港は、ランカシャーの繊維工場向けの綿花の輸入も行っており、北アメリカへのイングランド人とアイルランド人の移民の主要な出発点となりました。リバプールは 19世紀の産業革命の最前線で世界経済の要衝となり、世界初の都市間鉄道、世界初の不燃性倉庫システム(ロイヤル・アルバート・ドック)、そして先駆的な高架電気鉄道の拠点となりました。1880年に都市としての地位を与えられ、1974年にはランカシャーから新設のマージーサイド州に移転しました。20世紀半ばには衰退期を迎えましましたが、欧州連合(EU)が 2008年の欧州文化首都にリバプールを選出したことで、その経済効果は大きく回復しました。報道によると、1年以内に地域経済に 8億ポンド以上の経済効果をもたらしたとのことです。
 リバプールの経済は多様で、観光、文化、海運、ホスピタリティ、ヘルスケア、ライフサイエンス、先端製造業、クリエイティブ、デジタルといった分野を網羅しています。この都市は、美術館、国立博物館、歴史的建造物、公園、オープンスペースの数がイギリスでロンドンに次いで 2番目に多い都市です。その建築様式から映画のロケ地としてよく使われ、2022年には外国人観光客がイギリスで 5番目に多く訪れた都市です。ビートルズをはじめとする多くのミュージシャンを輩出しており、この都市出身のアーティストは、世界で最も多くのイギリスナンバーワンシングルを生み出しています。また、多くの学者、俳優、芸術家、コメディアン、映画製作者、詩人、科学者、スポーツ選手、作家を輩出しています。プレミアリーグのサッカーチーム、エバートンとリバプールの本拠地でもあります。世界最古の現役主要鉄道駅であるリバプール・ライム・ストリート駅は市内中心部にあり、地下鉄のマージーレール網も通っています。この都市の港は 2023年にイギリスで 4番目に大きく、多くの海運会社や貨物会社が本社や事務所を置いています。リバプールの住民は正式にはリバプドリアン(Liverpudlian)と呼ばれますが、船乗りの間で人気を博した地元のシチュー「スカウス」にちなんで、スカウザー(Scousers)と呼ばれることが多いです。この街の独特の方言も、主にスカウス(Scouse)として知られています。その文化的・民族的多様性は、アイルランド、スカンジナビア、ウェールズなど、様々な地域からの移民を惹きつけた結果です。また、イギリス最古の黒人コミュニティとヨーロッパ最古の中国人コミュニティ、そしてイングランド初のモスクもここにあります。
 
リバプール イメージ(リバプール・ウォーターフロント)
リバプール
 

リバプール 観光

 リバプールの長い商業の歴史は、16世紀のチューダー様式の建物から現代の建築まで、市内に実に多様な建築様式を生み出してきました。市内の建物の大部分は 18世紀後半以降に建てられたもので、この時期にリバプールはイギリス帝国における主要な都市の一つへと成長しました。リバプールには 2,500以上の指定建造物があり、そのうち 27棟がグレードI、85棟がグレードII*に指定されています。また、ウェストミンスターを除けば、イギリス国内で最も多くの公共彫刻が点在する都市であり、ジョージアン様式の住宅も数多く残っています。こうした豊かな建築遺産により、リバプールはイングリッシュ・ヘリテージによって「イングランドで最も美しいヴィクトリア朝の都市」と評されています。
 リバプールの建築とデザインの価値は 2004年に認められ、市内の複数の地域がユネスコ世界遺産に登録されました。リバプール海事商業都市として知られるこれらの地域は、国際貿易とドック技術の発展におけるリバプールの役割が評価されて登録されました。しかし、この登録は 2021年7月に取り消されました。ユネスコは、ブラムリー・ムーア・ドック・スタジアムやリバプール・ウォーターズ・プロジェクトなどの近年の開発や計画中の開発により、この地域の重要性が「著しく低下」したと判断したためです。
 イギリス有数の港湾都市であるリバプールのドックは、歴史的に都市の発展の中心となってきました。1715年に世界初の屋内型乾ドック(オールド・ドック)が建設されたことや、世界初の油圧式クレーンが導入されたことなど、ドックに関する数々の重要な出来事がこの都市で起こりました。リバプールで最も有名なドックは、1846年に建設されたロイヤル・アルバート・ドックです。現在、ここはイギリス国内で最大のグレードI指定建造物群を擁しています。ジェシー・ハートリーの指導のもと建設されたこのドックは、完成当時、世界で最も先進的なドックの一つとみなされ、リバプールが世界有数の港湾都市へと発展する上で重要な役割を果たしたとされています。現在、ロイヤル・アルバート・ドックには、レストラン、バー、ショップ、2つのホテルに加え、マージーサイド海洋博物館、国際奴隷制博物館、テート・リバプール、ビートルズ・ストーリーなどが入っています。市街地の北にはスタンリー・ドックがあり、そこにはスタンリー・ドック・タバコ倉庫があります。1901年の建設当時は面積で世界最大の建物であり、現在では世界最大のレンガ造りの建物となっています。
 リバプールで最も有名な場所の一つがピアヘッドです。そこには、ロイヤル・リバー・ビルディング、キュナード・ビルディング、ポート・オブ・リバプール・ビルディングという3つの建物が建ち並んでいます。総称して「スリー・グレイセス」と呼ばれるこれらの建物は、19世紀後半から 20世紀初頭にかけてのリバプールの莫大な富を物語っています。様々な建築様式で建てられたこれらの建物は、「海事都市リバプール」の象徴として認識されており、世界で最も印象的なウォーターフロントの一つを形成する要素として多くの人々に高く評価されています。
 21世紀に入り、リバプールのウォーターフロント沿いのいくつかの地域では、大規模な再開発が行われました。注目すべき開発としては、リバプール博物館、キングス・ドックに建設されたリバプール・アリーナ、ACCリバプール、リバプール展示センター、プリンス・ドックのアレクサンドラ・タワーと1プリンス・ドック、そしてコバーグ・ドックとブランズウィック・ドック周辺のリバプール・マリーナなどが挙げられます。リバプール・ホイールは 2010年3月25日に開業しました。
 
 リバプールの観光名所としては、リバプール大聖堂(Liverpool Cathedral(Anglican Cathedral))、アルバート・ドック(Royal Albert Dock、マージー川岸にある博物館や美術館が建ち並ぶリバプールの再開発地区)、ビートルズ・ストリー(ビートルズの結成から解散までの歴史を紹介する施設)、マージーサイド海洋博物館、テート・ギャラリー(ロンドンにあるテート・ギャラリーの分館)、ウォーカー美術館(14世紀から20世紀のヨーロッパ絵画を展示する美術館)、リバプール世界博物館、メトロポリタン大聖堂(Metropolitan Cathedral) 、セント・ジョージ・ホール(St George's Hall)、リバプール市庁舎(Town Hall)、ラジオ・シティ・タワー、リバプール大学美術館、マージー・フェリー(Mersey Ferries)などがあります。
 
 リバプールのホテルは、エピック アパート ホテル シール ストリート、プリントワークス ホテル、ザ メゾン、3 ロドニー ストリート、1 ウォーター ストリート ホテル、いアパートメント ホテル、ザ ジョーカー ボート、ステイシティ アパートホテル リバプール デューク ストリート、エピック アパート ホテル - キャンベル ストリート、クラウン プラザ リバプール シティ センター、ヒルトン リバプール シティ センター、ザ ディキシー ディーン ホテル、メルキュール リバプール アトランティック タワー、ホリデーイン エクスプレス リバプール アルバート ドック、インターナショナル イン、ダブルツリー バイ ヒルトン ホテル&スパ リバスパ、ホープ ストリート ホテル、プルマン リバステイブリッジ スイーツ リバプール, アン IHG ホテル、プレミア イン リバプール シティ センター (リバプール ワン) ホテル、リバプール マリオット ホテル シティ センター、ヘイウッド ハウス ホテルなどがあります。
 
イギリスにおけるリバプールの位置が判る地図(Map of Liverpool, Merseyside, England, United Kingdom)、リバプール周辺地図
リバプール地図
地図サイズ:360ピクセル X 480ピクセル
 

リバプール 地理

 リバプールは「イングランドの都市の中で最も素晴らしい景観を持つ都市」と評されています。北緯 53度 24分0秒、西経2度 59分0秒(53.4度、-2.98度)に位置し、ロンドンの北西283キロメートル(176マイル)にあり、アイリッシュ海のリバプール湾に面しています。リバプールは、エバートン・ヒルで海抜約 70メートル(230フィート)までそびえる砂岩の丘陵地帯に築かれており、この丘陵は西ランカシャー沿岸平野の南端となっています。
 マージー川河口はリバプールとウィラル半島を隔てています。リバプールの境界は、北はサウス・セフトンのブートル、クロスビー、マグハルに、東はノーズリーのカークビー、ヒュートン、プレスコット、ヘイルウッドに接しています。
 

リバプール 交通機関

 リバプールは、都市圏、イギリス国内、ヨーロッパ、そして世界各地を結ぶ広範な交通インフラを有しています。道路、鉄道、航空、海上など、多様な交通手段が充実した接続性を提供しています。バス、鉄道、フェリーからなる地域ネットワークは、リバプール都市圏合同行政機構およびリバプール都市圏メトロ市長の委託を受け、マージー・トラベルが運営しています。市長と合同行政機構は、この地域交通システムに関する権限委譲された交通予算と関連権限を管理しています。市内の主要港と国際空港は、旅客と貨物の両方において世界各地への接続を提供しています。
 ネットワーク・レールが運営する全国ネットワークは、リバプールとイングランド各地の主要都市を結んでいます。市内の主要駅はリバプール・ライム・ストリート駅で、市内へ向かう複数の路線の終着駅となっています。
 この駅には、アバンティ・ウェスト・コースト、イースト・ミッドランズ・レールウェイ、ノーザン・トレインズ、トランスポート・フォー・ウェールズ、トランスペンナイン・エクスプレス、ウェスト・ミッドランズ・トレインズの 6つの鉄道会社が乗り入れています。これらの会社を通じて、ロンドン・ユーストン駅(ペンドリーノ列車で 2時間 8分)、バーミンガム・ニュー・ストリート駅、クリーソープス駅、グラスゴー・セントラル駅、リーズ駅、マンチェスター・ピカデリー駅、ニューカッスル駅、ノリッジ駅、ノッティンガム駅、プレストン駅、シェフィールド駅、ヨーク駅など、数多くの目的地へ直通列車が運行されています。
 1836年に開業したライム・ストリート駅は、現在も使用されている世界最古の主要路線終着駅です。市の南部には、リバプール・サウス・パークウェイ駅があり、空港へのアクセスを提供しています。
 リバプール港は、世界各地からリバプールへの旅客と貨物の輸送拠点となっています。リバプールからは、アイリッシュ海を横断してベルファストやマン島へ向かう旅客フェリーが運航しています。マン島汽船会社、P&Oフェリー、ステナラインなど、複数の会社がサービスを提供しています。
 リバプール・クルーズターミナルは、年間 20万人以上の乗客と乗組員を扱い、市内中心部のピアヘッドに隣接しています。長距離クルーズ船の停泊施設を備え、多数のクルーズ会社が就航しています。オーストラリア、フランス、フェロー諸島、アイスランド、北米、ノルウェー、スペイン、カリブ海諸国の港への寄港が可能です。
 2022年現在、リバプール港は貨物取扱量でイギリス第4位の規模を誇り、年間 3,300万トンの貨物を取り扱っています。大西洋横断貿易におけるイギリス最大の港であり、イギリス西海岸最大の港でもあります。ロイヤル・シーフォース・コンテナターミナルとリバプール2コンテナターミナルは、港の主要ターミナルであり、コンテナ、石炭や穀物などの液体・乾貨物、バイオマス、自動車やトラックなどのロールオン・ロールオフ貨物など、多種多様な貨物を取り扱っています。リーズ・リバプール運河は、2009年以降、ピアヘッドのリバプール運河リンクを経由してリバプール市内中心部へと繋がっています。
 市の南部に位置するリバプール・ジョン・レノン空港は、イギリスおよびヨーロッパ各地への直行便を提供しています。この空港は、世界60以上の空港への直行便に加え、フランクフルト、ダブリン、ケプラヴィークでの乗り継ぎ便で 100以上の目的地への便を提供しています。主にエアリンガス、イージージェット、ジェットツー・ドットコム、ローガンエア、ルフトハンザ航空、ライアンエア、ウィデロー、ウィズエアといった格安航空会社が就航していますが、プライベートジェット用の設備も備えています。
 
 リバプールへの交通アクセスは、飛行機ではリバプール・ジョン・レノン空港、鉄道ではリバプール・ライム・ストリート駅とリバプール・セントラル駅があります。
 スペインのアリカンテからリバプールまで飛行機で 2時間45分(直行便、4 便/週)、マラガから 2時間55分(直行便、5 便/週)、バルセロナから 2時間40分(直行便、2 便/週)、パルマ・デ・マヨルカから 2時間40分(直行便、2 便/週)、ポルトガルのファロから 2時間50分(直行便、1~3 便/日)、ポーランドのワルシャワから 2時間40分(直行便、3 便/週)、ルーマニアのブカレストから 3時間40分(直行便、5 便/週)です。
 イギリスの首都ロンドンからリバプールまで鉄道(Avanti West Coast、ロンドン・ユーストン駅発)で 2時間40分、車で 4時間(北西へ道なりで 212マイル = 340km)、バーミンガムから鉄道(West Midlands Trains)で 1時間40分、車で 2時間5分(北西へ道なりで 99マイル = 160キロメートル)です。ジャージー島からリバプールまで飛行機で 1時間5分(直行便、5便/週)です。リバプールからマンチェスターまで鉄道(Transpennine Express)で 39分、車で 45分(東へ道なりで 34.3マイル = 55km)、ブラックバーンまで車で 55分(北東へ道なりで 40マイル = 64km)、ブラックプールまで車で 1時間10分(北へ道なりで 55マイル = 88km)です。リバプールから北アイルランドのベルファストまで飛行機で 50分(直行便、2~3 便/日)です。
 
マージーサイド州におけるリバプールの位置が判る地図
マージーサイド州リバプール地図
地図サイズ:420ピクセル X 440ピクセル
 
イングランドにおけるリバプールの位置が判る地図
イングランド・リバプール地図
地図サイズ:360ピクセル X 480ピクセル
 
リバプール地図(Google Map)
 
リバプールの交通機関と観光名所
 
リバプールの地図を掲載しているWebサイトのリンク集です。
画像またはテキストをクリックすると、新しいWindow が開き、該当するWebサイトへジャンプします。
交通機関
リバプール・ジョン・レノン空港 リバプール・ジョン・レノン空港 地図
リバプール・ジョン・レノン空港の公式サイト(英語)です。
リバプール・ストリート駅 リバプール・ストリート駅 地図
英語ページです。
リバプール・ライム・ストリート駅もあります。
ホテル地図
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リバプール市内のホテル地図があり、高級/中級ホテルを中心としたラインナップが充実しています。
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市街地図
リバプール リバプール 地図
リバプール観光局の公式サイト(英語)です。
リバプール大聖堂 リバプール大聖堂 地図
リバプール大聖堂(Liverpool Cathedral)の公式サイト(英語)です。
ページ右側の「Cathedral map」をクリックするとPDFデータの地図があります。
メトロポリタン大聖堂 メトロポリタン大聖堂
メトロポリタン大聖堂(Liverpool's Metropolitan Cathedral)の公式サイト(英語)です。
住所:Cathedral House Mount Pleasant Liverpool L3 5TQ
リバプールの世界遺産 リバプールの世界遺産 地図
リバプールにある世界遺産の紹介があります。英語です。
リバプールの博物館と美術館 リバプールの博物館と美術館
リバプールの博物館と美術館を紹介しているサイトです。
リバプール世界博物館(World Museum Liverpool)、ウォーカー・アート・ギャラリー(Walker Art Gallery)、国立コンサベーション・センター(National Conservation Centre)、レディー・リーバー・アート・ギャラリー(Lady Lever Art Gallery)、サドリー・ハウス(Sudley House)、マージーサイド海洋博物館(Merseyside Maritime Museum)、国立関税博物館(Customs & Excise Museum)、奴隷博物館(International Slavery Museum)、リバプール博物館(Museum of Liverpool)などの博物館や美術館の紹介があります。
 

 
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