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ルンビニ地図

　ルンビニ（ネパール語：लुम्बिनी 、英語：Lumbini）、「愛らしい」という意味）は、ネパールの南部西寄りのネパール・インド国境地帯に位置するルンビニ県ルパンデーヒ地区にある仏教の巡礼地となっている村（標高 150メートル（490フィート））です。「仏典」によると、マヤ・デーヴィー（Maya Devi）は紀元前 624年頃、ルンビニでゴータマ・シッダールタ（Siddhartha Gautama）を生みました。後にゴータマ・シッダールタは悟りを開き、仏教の開祖である釈迦牟尼仏（仏陀）となりました。その後、紀元前544年頃、80歳で涅槃に入りました。ルンビニは、釈迦の生涯において極めて重要な 4つの聖なる巡礼地（仏教四大聖地（ルンビニ：生誕の地、ブッダガヤ：成道（悟り）の地、サールナート：初転法輪（初説法）の地、クシナガラ：涅槃（入滅）の地））の一つです。
　ルンビニには、マヤ・デーヴィー寺院を含む多くの古い寺院と、様々な国の仏教団体によって資金提供された新しい寺院がいくつかあります。寺院のほとんどはすでに完成していますが、一部はまだ建設中です。多くの記念碑、僧院、仏塔、博物館、そしてルンビニ国際研究所も聖地の近くにあります。プスカリニ（聖池）は、釈迦の母であるマヤーデーヴィーが誕生前に儀式の沐浴を行った場所とされ、釈迦自身もここで最初の沐浴をしました。ルンビニ近郊の他の場所では、歴代の釈迦が誕生し、究極の悟りを開き、最終的にこの世を去ったとされています。
　ルンビニは 1997年に「仏陀の生誕地ルンビニ（Lumbini, the Birthplace of the Lord Buddha）」の名称でユネスコの世界遺産（文化遺産）に登録されました。
 
ルンビニ 写真（マヤ・デヴィ寺院）
ルンビニ
 
　ルンビニの観光名所としては、マヤ・デヴィ寺院（マーヤー聖堂、Mayadevi Temple、釈迦の生誕地に建てられた寺院、生誕地を示すマーカーストーン、アショーカ王の石柱、釈迦が産湯をつかったと伝えられる沐浴池）、聖地公園、ルンビニ世界平和の鐘（Lumbini World Peace Bell）、世界平和パゴダ（World Peace Pagoda）、ルンビニー博物館、總教日本寺、ミャンマー黄金寺（Myanmar Golden Temple）、スリランカ寺院（Sri Lanka Temple）、カンボジア僧院（Cambodian Monastery）、ネパール寺院（上座部仏教寺院、Nepal Theravāda Buddha Vihāra）、インド僧院（Indian Monastery）、タイ僧院（Thai Monastery）、パンディタラマ・ルンビニ・ビパッサーナ瞑想センター（Panditarama Lumbini Vipassana Meditation Center）、マハヤーナ寺院（Mahayana Temple）、ダルモダヤ・マハチャイティヤ寺院（Dharmodaya Mahachaitya）、韓国寺院（Korea Temple）、中華寺、ヨーロッパ＝オーストリア寺院（European-Austrian Temple）、ベトナム寺院（Chùa Việt Nam tại Lumbini）、カナダ寺院（Canadian temple）、平和と統一のための世界センター（World Center for Peace and Unity - Lumbini Udyana Mahachaitya）、ドイツ寺院（Drigung Kagyud Dharmaraja Foundation）、リンソン僧院（Linh Son Monastery）、ネパール密教寺院（Nepal Vajrayana Mahavihara）、フランス仏教寺院（France Buddhist Temple (Shechen Stupa)）、シンガポール寺院（Urgen Dorjee Choling Buddhist Centre Singapore Temple）、千仏寺院（パル・トゥブテン・シェドルブ・リン、The Thousand Buddha Temple (Pal Thubten Shedrub Ling)）などがあります。
 
　ルンビニのホテルは、ルンビニ 法華 ホテル（Lumbini Hokke Hotel）、ルンビニ ホテル 笠井（Lumbini Hotel Kasai）、スポット オン 504 ホテル カイラシャ イン ルンビニ（SPOT ON 504 Hotel Kailash In Lumbini）、ホテル・ブッダ・インターナショナル（Hotel Buddha International）、ブッダ・マヤ・ホテル・パレス（Buddha Maya Hotel Palace）、ブッダ・マヤ・ガーデンズ・ホテル（Buddha Maya Gardens Hotel）、ミラージュ・イン・ルンビニ（Mirage Inn）、ルンビニ・ザンバラ・ホテル（Lumbini Zambala Hotel）、ルンビニ・バンボー・リゾート（LUMBINI BAMBOO RESORT）、シッダルター・ゲストハウス（Siddhartha Guest House）、ジャタク・ゲストハウス（JATAK GUEST HOUSE）、セブン・ステップス・ゲストハウス（Seven Steps Guest House）、サクヤ・ゲストハウス（Sakya Guest House）などがあります。
 
ネパールにおけるルンビニの位置が判る地図
ネパールにおけるルンビニ地図
地図サイズ：480ピクセル X 360ピクセル
 
　ルンビニへの交通アクセスは、カトマンズからルンビニ（ゴータマ・ブッダ空港）まで飛行機で 25分（直行便、7便/日）、ゴータマ・ブッダ空港からルンビニまで車やバスで 32分（西へ道なりで 18km）です。バイラワ（シッダールタナガル）からルンビニまで車やバスで 40分（西へ道なりで 21km）です。ルンビニからティラウラコット（カピラバストゥ城跡、シャカ国の都城）まで車で 50分（北西へ道なりで 32km）です。
 
ルンビニ地図（Map of Lumbini, Rupandehi District, Lumbini Zone, Nepal）
マーカーが重なって判り難いところは、ルンビニ地図の該当の場所をマウスの左ボタンでダブルクリックすることで地図を拡大できます。
 
ルンビニの交通機関と観光名所およびホテル
ルンビニの交通機関
1. ルンビニ・バス停 / Lumbini Bus Stop
2. パルサ・バス停 / Parsa Bus Stop
3. パレリヤ・バス停 / Paderiya Bus Stop
ルンビニの観光名所
4. 聖園地区 / Sacred Garden Zone：ルンビニ園の核心部です。マーヤー聖堂、プスカリニ池（聖池）、アショカ王の石柱、ネパール寺（宿坊があり、その一部がツーリスト・インフォメーション・オフィス（観光案内所）になっています。）、チベット寺があります。
5. 平和の火 / Eternal Peace Flame
6. 寺院地区 / Monastic Zone：建設中も含め世界各国の仏教寺院があり、ミャンマー瞑想センター、マナン寺、ネパール大乗寺、韓国寺、オーストリア寺、ベトナム寺、中国寺（中華僧院）、フランス寺、総教日本寺、ドイツ寺、ネパール尼僧院、ミャンマー寺、スリランカ寺、カンボジア寺、インド大菩提寺、タイ寺などがあります。
7. 新ルンビニ村 / New Lumbini Village：誕生仏、ルンビニ博物館、ルンビニ国際研究所（図書館）、駐車場、日本山妙法寺（ワールド・ピース・パゴダ）などがあります。
8. ナヤ・ルンビニ・バザール（ルンビニ村） / Naya Lumbini Bazar
9. チベット寺 / Tibetan Temple
10. パルサ・バザール / Parsa Bazar
11. パレリヤ・バザール / Paderiya Bazar
ルンビニのホテル
12. ルンビニ・ガーデン・ニュー・クリスタル・ホテル / Lumbini Garden New Crystal Hotel：聖園地区へののゲートの前にある高級ホテル
13. ブッダ・マヤ・ガーデン・ホテル / Buddha Maya Garden Hotel
14. ルンビニ・ブッダ・ホテル（ホテル・ブッダ・プライベート・リミティッド） / Lumbini Buddha Hotel
15. ルンビニ法華ホテル / Lumbini Hokke Hotel：日系の高級ホテル、畳敷きの和室があります。
16. ルンビニ・ホテル笠井 / Lumbini Hotel Kasai：ルンビニで最新の高級ホテル（日系）
17. スリランカ・ピルグリム・レスト / Sri Lanka Pilgrim Rest
ルンビニ周辺の街と観光地
18. バイラワ / Bhairahawa：ルンビニへの玄関口となる街、なお町の正式名称は「シッダールタナガル（Siddharthnagar）」です。バイラワからルンビニまではバスで約1時間です。ルンビニからバイラワまで車で35分（東北東へ道なりで20km）、地図外右
19. ティラウラコット（カピラバストゥ城跡） / Tilaurakot：シャカ族の太子ゴータマ・シッダールタ（後のブッダ＝釈迦）が29歳で出家するまで過ごしたカピラバストゥ城跡（Kapilavastu）とされる場所です。ルンビニからティラウラコットまで車で50分（北西へ道なりで30km）、地図外左上
20. デーヴダハ / Devdaha：シャカ族と同族のコーリヤ族の都城デーヴダハ跡、シャカ国のマーヤー王妃（シャカの母）とその妹プラジャーパティー（シャカの育ての親）の出身地です。デーヴダハへは、ルンビニから車で1時間25分（北東へ道なりで47km）、バイラワから車で55分（北東へ道なりで29km）です。
21. ラマグラマ / Ramagrama Relic Stupa：ブッダ入滅後、遺灰は8つに分けられゆかりの地にストゥーパを造り安置されました。そのうちの一つがラマグラマで、現在では崩れた土盛りのような地形が残っています。他の7つのストゥーパは、約300年後にマウリヤ朝のアショカ王によって遺灰が掘りおこされ、領域内に8万4000のストゥーパを造り分配安置したと仏典に記されています。伝説によれば、アショカ王がラマグラマの遺灰を発掘しようとしましたが、ナーガ神が守護し難を免れたと云われています。ラマグラマへは、バイラワから車で35分（東へ道なりで28km）です。
 

 
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