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ソウル

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概要

 ソウル(Seoul)は、韓国の首都です。1000万人以上の人口があり、韓国国内最大都市かつ世界有数の大都市です。ソウル特別市と仁川広域や周辺にある京畿道の衛星都市を含めた首都圏の人口は2450万人にものぼり世界で2番目に大きな都市圏を形成しています。日本以上に一極集中の進む韓国では、韓国国民の半分が首都圏に住み、国民の1/4がソウル特別市に居住しています。韓国の経済・政治・文化の中心として繁栄する街です。行政的にはソウル特別市は、「道」には属さず中央政府直轄の独立した自治体として運営され、市内は25の区に分けられています。
 ソウルは、韓国北西部に位置し、漢江沿いにあります。北朝鮮の境界となっている38度線からは、南に約50キロメートルです。ソウルが最初に歴史の表舞台に登場するは、朝鮮建国神話によれば紀元前18年のことで、百済(Baekje)の首都「慰禮城(Wiryeseong)」としてです。なお慰禮城は、現在のソウルの南東部にありました。その後、百済の衰退とともにソウルも衰退して行きましたが、高麗時代には再び首都となり現在の名前である「漢城(ソウル)」と名付けられ李氏朝鮮王朝末期までの500年間の長きに渡り朝鮮の首都であり続けました。長い歴史を持つソウルとその周辺地域には、「昌徳宮(Changdeokgung)、宗廟(Jongmyo Shrine)、華城(Hwaseong Fortress)」の3つの世界遺産が残されています。
 1988年の夏季オリンピックと2002年のFIFAワールドカップを契機として大きく発展しました。現在では、韓国のみならず東アジア有数の文化・経済都市で、世界でも10指に数えられる国際都市となっています。物価をみると世界で5番目、アジアでは2番目に物価が高い都市です。近年、ソウル特別市は、清渓川をはじめとして都市環境整備に10億ドルもの予算を組み都市再開発事業に取り組んでいます。またソウルは、ハイテク技術の先進地としても世界的に知られています。
 
昌徳宮
昌徳宮 仁政殿
景福宮
景福宮 興禮門
南大門
在りし日の南大門
韓国銀行
韓国銀行

ソウルの歴史

 ソウルは、紀元前18年まで遡ることができ、三国時代の百済の首都「慰禮城」がソウルの起源とされています。慰禮城は、現在のソウル特別市と京畿道の境界付近の松坡区にある「風納土城(Pungnap Toseong)」もしくは「夢村土城(Mongchon Toseong)」と推定されています。その後、高麗時代にも一時的に首都となり、李氏朝鮮時代に本格的に首都として整備され、日本統治時代も含めれば、1394年以降600年以上にわたり現在まで韓国の首都となっています。20世紀前半の日本統治時代に都市近代化の名目でソウルに残されていた歴史的建造物が取り壊され、さらに朝鮮戦争ではソウル自体が壊滅的な被害を被りました。1960年代から1970年代にかけての高度成長時代に急激に都市化し、1988年にはソウル・オリンピックが開催されるなど国際都市へと飛躍しました。韓国が豊になり民主化の進んだ1990年代には、景福宮(王宮)などの李氏朝鮮時代の幾つかの歴史的建造物が修復復元されました。

ソウル観光

ソウルの気候

 ソウルの気候は、国土の三方が海に囲まれているにもかかわらず韓国の他の都市と同様に亜寒帯冬季少雨気候に属しています。ソウルの気温は、夏場は東京と同じくらいの気温ですが、冬場は中国大陸からの季節風により最高気温でも2℃程度にしかならず東京よりはるかに寒く、日中の気温が東京の最低気温程度、ソウルの冬の最低気温は札幌と同程度です。夏は、一般的に熱く、季節風が6月から7月まで吹き、多湿の気候です。最も暑い月は8月で、平均最高気温が30度・平均最低気温22度です。ソウルの冬は、しばしば非常に寒くなり、1月の平均最高気温は1度・平均最低気温-7度に下がります。また冬場は乾燥した気候になりますが、雪も降り、ソウルでの降雪日数は28日あります。
 ソウルでの服装としては、夏(6月から8月)は東京と同様の夏服でよく、冬(12月から2月)は氷点下の気温となるため厚手のコートと手袋・マフラーなどの防寒具が必要になります。11月と3月は、東京の真冬と同程度の気候のため日本で着ている冬服がちょうど良い気温です。春と秋は、日本でもそうですが天気によって気温が大きく異なります。脱ぎやすく暖かめの服装を心がけると万全かもしてません。雨具については、折り畳み傘を鞄に忍ばせておく・・・、ただし7月と8月は大量の雨が降るので小さな折り畳み傘程度ではびしょ濡れになるかもしれません。
ソウルの気温と降水量の詳しいデータについては「ソウルの気温」を御覧下さい。

交通機関

 1000万都市ソウル、非常に大きな街です。観光目的ならば、市内に張り巡らされた地下鉄のみで主要な観光名所に簡単にアクセスできます。また、路線バスも多く、地下鉄と供用のICカードで支払いが出来るので便利です。ソウル以外の地方都市へ行く場合は、鉄道や長距離バスの利用が便利です。釜山・大田・大邱なら韓国高速鉄道(KTX)が速いです。江原道へは、鉄道もありますが長距離バスが運行本数の面で便利です。済州島なら飛行機です。ソウルの空港としては、国内線および東京(羽田)へのシャトル便がある金浦空港、国際線はソウルの西50キロメートルの場所(仁川広域市中区)にある仁川国際空港となります。
 

 
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