国立ソフィア王妃芸術センター(スペイン語:Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía, Madrid、略号:MNCARS、英語:Queen Sofía National Museum Art Centre)は、スペインの首都マドリードの中心部(セントロ区)にある国立の美術館で、スペインの 20世紀美術を主として収蔵展示しています。この美術館は 1992年9月10日に正式に開館し、ソフィア王妃にちなんで名付けられました。マドリードのアトーチャ駅と地下鉄駅の近くに位置し、いわゆる芸術の黄金三角地帯(プラド通り沿いにあり、プラド美術館とティッセン=ボルネミッサ美術館も含まれています)の南端にあります。
この美術館は主にスペイン美術に特化しています。美術館のハイライトには、スペインの 20世紀の最も偉大な巨匠であるパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)とサルバドール・ダリ(Salvador Dalí)のコレクションがあります。美術館で最も有名な傑作は、ピカソの 1937年の絵画「ゲルニカ(Guernica)」です。膨大なコレクションに加え、多くのギャラリーで国内外の企画展を開催しており、現代美術を扱う世界最大級の美術館となっています。2021年は、COVID-19パンデミックによる制限下ではありましたが、1,643,108人の来場者を集め、2020年より32%増加しましましたが、2019年の来場者数には遠く及びませんです。2021年、世界で最も訪問者数の多い美術館のリストで 8位にランクされました。2023年の来場者は 2,530,560人でした。
また、10万冊以上の書籍、3,500以上の録音、約 1,000本のビデオを収蔵する、美術専門の無料アクセス図書館も併設しています。
ソフィア王妃芸術センターには、通常さまざまな展覧会が開催される場所が他に 2つの別館があります。ブエン・レティーロ公園内にあるパラシオ・デ・クリスタル(クリスタル・パレス)とベラスケス宮殿です。