モンテカティーニ・テルメ(イタリア語:Montecatini Terme)は、イタリア中部のトスカーナ州ピストイア県にある都市(コムーネ)です。モンテカティーニ・テルメの人口は 20,474人(2016年11月30日現在)です。古代ローマ時代から知られた温泉のある街で、近世の18世紀後半にトスカーナ大公(レオポルド1世)が温泉の効能を研究し温泉施設が整備され、温泉保養地として人気を集めました。世界遺産「ヨーロッパの大温泉保養都市群(The Great Spa Towns of Europe、2021年登録)」を構成する街の一つ(他の町としてはオーストリアのバーデン・バイ・ウィーン、ベルギーのスパ、チェコ共和国のフランティシュコヴィ・ラーズニェとカルロヴィ・ヴァリおよびマリアーンスケー・ラーズニェ、フランスのヴィシー、ドイツのバート・エムスとバーデン=バーデンおよびバート・キッシンゲン、イギリスのバース)です。
モンテカティーニ・テルメの観光名所としては、テルメ・テツゥチオ(Terme Tettuccio、スパ施設)、テルメ・レジーナ、テルメ・レディ、テルメ・ディ・モンテカティーニ・スパ(Terme di Montecatini SPA)、ポポロ広場(Piazza del Popolo)、サンタ・マリア・アスンタ教区教会(Parrocchia di Santa Maria Assunta)、サン・アントニオ教会(Chiesa S. Antonio)、スタビリメント・テルマーレ・タメリチ博物館(Stabilimento Termale Tamerici)、イマーニャ公園(Parco delle Terme)、ヴェルディ新劇場(Nuovo Teatro Verdi Srl)、ズナイ・セザナ競馬場(Ippodromo Snai Sesana)、ダニエレ・マリオッティ・スタジアム(Stadio Comunale Daniele Mariotti)、モンテカティーニ・テルメのケーブルカー、マオナ鍾乳洞(Grotta Maona)などがあります。