エディルネの地図です。エディルネ(トルコ語:Edirne)は、トルコ共和国のマルマラ地方にあるエディルネ県の県都(県庁所在地)で、トルコ最西端の都市です。エディルネの人口は 165,979人(2014年現在)、トルコでは 45番目に人口の多い街です。面積 844平方キロメートル、海抜 42メートル、北緯 41度40分37秒 東経 26度33分20秒です。トルコとヨーロッパ側の国境地帯となっている東トラキア地方に位置し、エディルネ市街中心部からギリシャ国境まで約5km、ブルガリア国境まで約10kmの場所に位置しています。エディルネの街は、古代ローマ帝国時代にローマ皇帝ハドリアヌス帝が街を築いたのが都市としての起源です。その後、オスマン帝国の時代の1361年にムラト1世によって征服され、1365年にエディルネに宮殿が造られ、ブルサから遷都されました。1453年にメフメト2世がコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)を征服し、オスマン朝の都がイスタンブールに遷るまでの90年間に渡り、オスマン・トルコの都として栄えました。オスマン時代に建てられた「セリミエ・ジャーミイ」は、「セリミエ・モスクとその社会的複合施設群(Selimiye Mosque and its Social Complex)」の名称でユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録(2011年)されています。