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サレ地図


 サレ(英語・フランス語:Salé、ベルベル語:ⵙⵍⴰ(sla)、アラビア語:سلا(salā))は、モロッコ北部の北大西洋沿岸にあるラバト=サレ=ケニトラ地方の都市です。大西洋に流れ込むブー・レグレグ川を挟んで首都ラバトの対岸(北東側)にあり、ラバトのベッドタウンとなっています。サレの人口は 890,403人(2014年現在)あり、モロッコ国内ではカサブランカフェズに次いで3番目に住民の数が多い街です。標高 0~115メートル、北緯34度02分 西経6度48分です。
 サレの歴史はカナル古く、最初にこの地に住んだのはフェニキア人とされています。後に古代ローマ帝国の植民都市となり、10世紀になるとベルベル人のゼナータ族がブー・レグレグ川の東岸にサレの街を造りました。17世紀に入ると、スペインでのレコンキスタ運動によりアンダルシアを追放されたイスラム教徒たちが難民として流入し、1627年にラバトとサレの街はコルセア(海賊)によって運営される「ブー・レグレグ共和国」となり商業貿易の中心地として栄えました。20世紀に入りモロッコがフランス保護領となると首都がラバトへ移されたことによりラバトが飛躍的に発展し、それまではそれぞれが独立した都市となっていましたが、サレはラバトのベットタウンのような存在となりました。
 
 サレの観光名所としては、ムリーサ門(1260年築)、サレの大モスク(Great Mosque of Salé、1130年~1269年のムワッヒド朝時代)、シーディー・アブドゥッラー・ブン・ハサンの廟(サレの守護聖人)、マドラサ(神学校、1341年にマリーン朝のアブー・アルハサン・アリーにより建築)、シーディー・アハメッド・ハッジ廟、シーディー・アハメッド・ブン・アシール廟(Mausolée Sidi Ben Achir)、アハメッド・ブン・アシール廟、サレの城壁(Battlements of Salé)、プラージュ・ド・サレ・ヴィルなどがあります。
 
 サレのホテルは、リヤド タマイナ(Riad Thamayna)、リヤド ダー ジャバドル(Riad Dar Jabador)、ダー エル モウヒト(DAR EL MOUHIT)、ダー ナウフル(Dar Nawfal)、リヤド アイチャ(Riad Aicha)、リヤド ラ ポルテ ドゥ ボウレグレグ(Riad La Porte Du Bouregreg)、リヤド マルコ アンダルース(Riad Marco Andaluz)、ザ ロペス(The Repose)、リヤド バッディ(Riad Baddi)、リヤド ア ラ ベリャ エトイル(Riad à la Belle Etoile)、マリーナ ラバト スイーツ&アパートメンツ(Marina Rabat Suites & Apartments)などがあります。
 
モロッコにおけるサレの位置が判る地図
サレ地図
地図サイズ:480ピクセル X 360ピクセル
 
 サレへの交通アクセスは、飛行機ではラバト=サレ空港、鉄道ではサレ=タブリケット駅(Salé-Tabriquet Railway station)とサレ=ヴィル駅(Salé-Ville Railway station)があります。
 モロッコの首都ラバトからサレまで車やバスで 17分(北東へ道なりで 13km)です。サレからケニトラまで車やバスで 36分(北東へ道なりで 42km)、メクネスまで車やバスで 1時間45分(東へ道なりで 140km)です。
 
サレ地図(Map of Salé, Rabat-Salé-Kénitra Region, Morocco)
 
サレの交通機関と観光名所
 

 
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