トリニダード(スペイン語/英語:Trinidad, Cuba)は、キューバ中部にあるサンクティ・スピリトゥス州にある都市です。トリニダードの人口は 73,466人(2004年現在)、サンクティ・スピリトゥス州では州都サンクティ・スピリトゥスに次いで 2番目、キューバ全体では 26番目に人口の多い街です。面積 1,155平方キロメートル、標高 80メートル、北緯 21度48分15秒 西経 79度58分59秒です。1514年12月23日に造られた500年以上の歴史ある街で、かつては砂糖産業で繁栄していました。トリニダード旧市街はスペイン植民地時代に建てられたコロニアル様式の建築物が多く残り、近郊のロス・インヘニオス渓谷とともに「トリニダードとロス・インヘニオス渓谷(Trinidad and the Valley de los Ingenios)」の名称でユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録(1988年)されています。
トリニダードの観光名所としては、大広場(Plaza Mayor、ホセ・マルティ広場)、考古学博物館(Museo de Arqueología Guamuhaya、大広場の一角、かつては農園主オルティスの邸宅(Casa Ortíz))、サンティシマ・トリニダ大聖堂(Iglesia Parroquial de la Santísima Trinidad、1892年再建)、ロマン主義博物館(Museo Romántico、大広場の一角、かつては農園主ブルネートの邸宅(Casa Brunet))、トリニダード市立歴史博物館(カンテリ宮殿、Museo Histórico Municipal、シモン・ボリバル通り、かつては「砂糖王」カンテロ邸(Casa Cantero))、国立革命博物館(かつてのフランシスコ会修道院、聖堂は1920年頃破壊され、バロック様式鐘楼のみ現存)、トリニダード教会(Kirche Trinidad)、カーサ・デ・グロリア 119(Casa en Gloria 119)、カーサ・デ・グティエレス 357(Casa en Gutiérrez 357)、カーサ・デ・サンタ・アナ 579(Casa en Santa Ana 579)、カーサ・デ・サン・ホセ 261-269(Casa en San José 261-269)、セロ・デ・ラ・ヴィジア(Cerro de la Vigía)などがあります。
トリニダードのホテルとしては、イベロスター・グランド・ホテル・トリニダード(Iberostar Grand Hotel Trinidad)、メリア・ホテル・トリニダード(Melia Trinidad)、ラス・クエバス・ホテル(Las Cuevas)、ホテル・ラ・ポパ・トリニダード(Hotel La Popa Trinidad)、カーサ・ミリアム B&B(Casa Miriam)、カーサ・ラ・トッレ・パドロン(Casa La Torre Padrón)、カーサ・カンテロ・ゲストハウス(Casa Cantero)、カーサ・コロニアル 1830 イリナ&チチ(Casa Colonial 1830 Yirina and Chichi)などがあります。