スクレ(スペイン語:Sucre, Bolivia)は、ボリビア多民族国中南部のチュキサカ県にある都市で、ボリビアの憲法上の首都、チュキサカ県の県都(県庁所在地)となっている街です。スクレの人口は 360,544人(2021年現在、2012年時点の人口 237,480人)、スクレ都市圏人口 390,000人(2021年現在)、チュキサカ県では最大都市、ボリビア国内では 6番目に人口の多い街です。面積 1,768平方キロメートル(683平方マイル)、海抜 2,810メートル(9,220フィート)、南緯 19度02分52秒 西経 65度15分35秒です。スクレには最高裁判所があるのみで、政府機能と立法(国会)は事実上の首都となっているラパスにあります。1826年のボリビア独立から1890年まではスクレが名実ともにボリビアの首都となっていましたが、ラパスを拠点とする自由党が1899年の連邦革命で勝利したことによりラパスを事実上の首都とし現在に至っています。16世紀にスペイン人がスクレの街を造りコロニアル様式の街並みが整備され、白い美しい街並みは現在も往時の姿を残し、「古都スクレ(Historic City of Sucre)」の名称でユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録(1991年)されています。
スクレの観光名所としては、5月25日広場(Plaza 25 de Mayo)、自由の家(博物館、House of Freedom、1621年築)、トレジャー博物館(Treasure Museum)、スクレ大聖堂(グアダルーペの聖母大聖堂、Sucre Cathedral(Catedral basílica de Nuestra Señora de Guadalupe))、サン・フランシスコ教会(Iglesia de San Francisco)、サン・フェリペ・ネリ教会(Iglesia de San Felipe Neri)、ラ・レコレタ教会(La Recoleta)、サンタ・テレサ教会(Santa Teresa)、サンタ・クララ修道院&博物館(Museo del Convento de Santa Clara)、サント・ドミンゴ教会(Santo Domingo)、サン・ラザロ教会(Iglesia de San Lázaro、ボリビア最古の教会堂)、サンタ・モニカ教会(Iglesia de Santa Mónica)、マリア・アウキシリアドラ教会(Templo "Maria Auxiliadora")、サン・ロケ教会(Iglesia de San Roque)、サン・ミゲル教会(Iglesia de San Miguel)、ボリビア国立銀行(National Bank of Bolivia)、大司教宮殿(Archbishop's Palace、1609年築)、ゲレオ宮殿(Palacete del Guereo)、フロリダ宮殿(Palacio de la Florida)、チュキサカ県庁舎(Departmental Autonomous Government of Chuquisaca)、最高裁判所(Supreme Court of Justice、1827年)、シモン・ボリバル公園(Parque Simón Bolívar)、国立図書館(National Library)、サンフランシスコ・ザビエル・デ・チュキサカ大学(Universidad Mayor Real y Pontificia de San Francisco Xavier de Chuquisaca)、グラン・マリスカル・スクレ劇場(Gran Mariscal Sucre Theater)、セントラル市場(Mercado Central)、ネグロ市場(Mercado Negro)、エル・モロ市場(Mercado el Morro)、オリンピコ・パトリア・スタジアム(Estadio Olímpico Patria、サッカーや陸上競技などの多目的競技場)などがあります。