ポトシ(ヴィラ・インペリアル・デ・ポトシ、スペイン語:Villa Imperial de Potosí, Bolivia)は、ボリビア多民族国南西部のポトシ県にある都市で、ポトシ県の県都(県庁所在地)となっている街です。ポトシの人口は 264,402人(2020年推計、2012年時点の人口 189,652人)、ポトシ県では最大都市、ボリビア国内では 7番目に人口の多い街です。面積 118.2平方キロメートル(45.6平方マイル)、海抜 4,090メートル(13,420フィート)、南緯 19度35分21秒 西経 65度45分13秒です。スペイン植民地時代初期の1546年に鉱山町として造られたのが起源で、金銀を採掘(19世紀まで45,000トンの銀を産出)し繁栄しました。19世紀前半の独立運動と金銀の枯渇により一時的に衰退し、19世紀末に錫(スズ)採掘で息を吹き返しましたが、現在では錫も枯渇し細々と採掘が行われているだけです。植民地時代から残るポトシの街並みとセロ・リコ銀山(植民地時代に中南米の三大銀山として知られた銀山)は、「ポトシ市街(City of Potosí)」の名称でユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録(1987年、2014年から危機遺産)されています。
ポトシの観光名所としては、11月10日広場(Plaza Principal 10 de Noviembre、ポトシの中心広場)、ボリビア国立鉱山博物館(National Mint of Bolivia)、ポトシ大聖堂(Catedral Villa de Imperial Potosí)、ポトシ県庁舎(Gobierno Autónomo Departamental De Potosí)、オベリスコ・ポトシ(Obelisco Potosí)、カランガスのサン・ロレンソ教会(Iglesia de San Lorenzo de Carangas)、サンタ・テレサ修道院&教会(博物館、Templo y Convento de Santa Teresa)、サン・ベルナルド教会(Iglesia de San Bernardo)、サン・セバスティアン教会(Iglesia San Sebastián)、サント・ドミンゴ教会(Iglesia de Santo Domingo)、平和の聖母大聖堂(Cathedral Basilica of Our Lady of Peace, Potosí)、サン・ベニト教会(博物館、Templo De San Benito)、カーサ・デル・コンデ・デ・カルマ(歴史博物館、Casa del Conde de Carma)、セントラル市場(Mercado Central)、ビクニャス市場(Mercado Vicuñas)、アバスト市場(Mercado Abasto)、ポトシ鉱山(Potosi Mines)、トマス・フリアス自治大学(Universidad Autónoma Tomas Frias)、ビクトル・アグスティン・ウガルテ・スタジアム(Estadio Víctor Agustín Ugarte、サッカーや陸上競技などの多目的競技場)などがあります。