サラーンロム宮殿(サランロッム宮殿、英語:Saranrom Palace, Bangkok)は、バンコクプラナコーン区プラ・ボロム・マハ・ラチャワン地区にあるかつての宮殿です。サナム・チャイ通り(Thanon Sanam Chai)を挟んで王宮(グランド・パレス)の東側に位置しています。ラマ4世が引退後に住む宮殿として1866年に建築を始めましたが、ラマ4世は1868年に崩御し、その後に宮殿が完成しました。サラーンロム宮殿として使われていた時代には何人かの王子(ラマ5世の王子など)がこの宮殿で暮らし、外国から訪れる王室の客人がこの宮殿に滞在(日本人では伏見宮博恭王が滞在)しました。現在は外務省博物館(Museum of the Ministry of Foreign Affairs)となっており、庭園部分はサラーンロム公園となっています。宮殿の西正面にはラマ4世像があります。サラーンロム宮殿とサラーンロム公園の間にはワット・ラチャプラディットと枢密院会議所があり、南東側にはロップ・クルン運河(Rop Krung Canal)を挟んでワット・ラーチャボピット、北側にはタイ王国 国防省、東側には内務省があります。