サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン語:Santiago de Compostela)は、スペイン北西部のガリシア州にある都市で、ガリシア州の州都となっています。サンティアゴ・デ・コンポステーラの人口は 96,405人(2018年現在)、ガリシア州では 5番目に人口の多い街です。面積 220平方キロメートル、海抜 260メートル、北緯 42度52分40秒 西経 8度32分40秒です。バチカン(イタリアのローマ)とエルサレム(イスラエル)と並ぶキリスト教三大巡礼地の一つに数えられる街です。歴史ある旧市街は「サンティアゴ・デ・コンポステーラ旧市街(Santiago de Compostela (Old Town))」の名称でユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。また世界遺産「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の終着点として知られ、多くのキリスト教徒が巡礼で訪れる街です。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの観光名所としては、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂(Catedral de Santiago de Compostela、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の終着点となっている聖堂、1060年起工、1221年完成、ヨーロッパ三大聖地の一つ)、サン・マルティーニョ・ピナリオ修道院、サン・パイオ・デ・アンテアルターレス修道院、サン・フィス・デ・ソロビオ教会、アニマス礼拝堂(ガリシア語版)、オブラドイロ広場(サンティアゴ・デ・コンポステーラの中心的な広場)、キンターナ広場(カテドラルの裏側)、プラテリーア広場(カテドラルの翼廊南側)、セルバンテス広場、トウラル広場、マサレロス広場(サンティアゴ大学哲学部の正面)、ガリシア民族博物館(旧サント・ドミンゴ・デ・ボナバル修道院)、パンテオン・デ・ガレーゴス・イルストレス教会(ガリシア偉人廟、ロサリーア・デ・カストロ、アルフォンソ・カステラオなど埋葬)、サンティアゴ巡礼博物館(Museo das Peregrinacións e de Santiago)、ガリシア現代美術センター、ガリシア文化都市(シダーデ・ダ・クルトゥーラ・デ・ガリシア、美術館、図書館、文書館、文化ホールなどを備えた複合文化施設、2011年1月開館)、パソ・デ・ラショイ(オブラドイロ広場カテドラルの正面、18世紀築、新古典主義様式建築、現在は市庁舎と州首相府として使用)、オスタル・ドス・レイス・カトリコス(Hostal dos Reis Católicos、16世紀築、19世紀まで病院、現在はパラドール・ホテルとして利用)、コレシオ・デ・フォンセカ(Colexio de Fonseca、旧サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学学舎、現在はサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学の総合図書館)などがあります。