ガイウス・ケスティウスのピラミッド(イタリア語:Piramide di Caio Cestio(ピラミデ・ディ・カイオ・ケスティオ)もしくは Piramide Cestia(ピラミデ・ケスティア)、英語:Pyramid of Cestius)は、イタリアの首都ローマの中心部にあるサン・パオロ門(Porta San Paolo)とプロテスタント墓地の近くにある古代ローマのピラミッドです。エプロネス宗教団体(Epulones)の一員であったガイウス・ケスティウス(Gaius Cestius)の墓として、ヌビアのピラミッド様式(Nubian pyramids、ナイル川流域のヌビア地域(現在のスーダン領)に栄えたクシュ文明で造られたピラミッド、クシュ人がエジプトを征服しエジプト第25王朝を建てた頃からピラミッド建設が増え、クシュ文明が終焉する西暦300年頃までピラミッドが造られました)で建てられました。このピラミッドは、オスティエンシス街道と、現代のマルモラータ街道とほぼ同じ線に沿って西にテヴェレ川まで走っていた別の街道という 2つの古代の街道の分岐点に位置しています。街の要塞(城壁)に組み込まれていたため、今日ではローマで最も保存状態の良い古代建築物の一つとなっています。