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モンブラン地図


モンブラン(フランス語:Mont Blanc、イタリア語:Monte Bianco)は、フランスとイタリアとの国境線上にまたがる標高 4810.9メートルの山です。フランス・イタリア両国の最高峰であるばかりでなく、ヨーロッパ・アルプス全体の最高峰です。更に西ヨーロッパ(地理的概念)の最高峰です。ロシアを含めたヨーロッパ全体で見るとロシア連邦のコーカサス山脈にあるエルブルス山(標高 5,642m)に次いでヨーロッパで2番目に標高の高い山となります。
 
フランスにおけるモンブランの位置が判る地図
モンブラン地図
地図サイズ:440ピクセル X 420ピクセル
 
モンブラン地図(Map of Mont Blanc, Mont Blanc massif, France and Italy)
 
モンブランと周辺の山および街
  1. モンブラン / Mont Blanc:標高 4,810m
  2. モンブラン・ド・クールマイユール / Mont Blanc de Courmayeur:標高 4,748m、モンブランの南東稜線にあるピーク
  3. サン=ジェルヴェ=レ=バン / Saint-Gervais-les-Bains:モンブラン登山の拠点となる街
  4. モンブラン・トラムウェイ / Tramway du Mont-Blanc (TMB):電化された登山鉄道、サン=ジェルヴェ=レ=バン(標高 580m)からニー・デーグル(標高 2,372m)までの全長12.4キロメートル
  5. ニー・デーグル / Nid d'Aigle:モンブラン・トラムウェイの終点
  6. テート・ルース小屋(レフュージ・ド・テート・ルース) / Refuge de Tête Rousse:標高 3,167m、モンブラン登山に便利な山小屋
  7. グーテ小屋 / Refuge du Goûter:標高 3,817m、山小屋
  8. ドーム・デュ・グーテ / Dôme du Goûter:標高 4,304m
  9. バロ避難小屋 / Refuge-Bivouac Vallot:標高 4,362m、ドーム・デュ・ゴエとモンブランの間にある山小屋
  10. ミアジェ氷河 / Miage Glacier:コル・ド・ビオナセ(Col de Bionnassay、標高 3,892m)からヴェレの谷(Val Veny)まで続く長さ10kmの氷河、イタリア最大でありヨーロッパ最大級の氷体を持つ氷河
 
モンブラン登山ルート
 モンブランは、年平均すると 2万人の登山者が登頂する山です。比較的標高の高い場所までケーブルカーや登山鉄道で到達できるため、熟練した登山者であれば難易度はそれほど高くない山(日本の感覚での一般登山者ではモンブランは無理)とされています。ただし、モンブラン山塊全体で毎年100人程度の遭難死が発生しており、累計で6千人から8千人のアルピニストがこの山域で命を落としているといわれています。標高4810メートルのモンブラン登山を成功させるためには、高高度での登山知識、登山ガイドによるサポート、雪山や岩山へ対する十分な装備が必要です。
 モンブランへの初登頂は、ジャック・バルマ(Jacques Balmat)とミッシェル=ガブリエル・パッカール(Michel-Gabriel Paccard)が1786年8月8日に成功しています。モンブランへの代表的な登山ルートとしては以下のルートがあります。
 
 最も人気のある登山ルートは、「Voie Royale(ヴォワ・ローヤル)」の名称で知られる「Voie Des Cristalliers」で、1泊2日の登山コースです。モンブラン山頂から北西へ約13キロメートルの場所にあるフランス側のサン=ジェルヴェ=レ=バン(Saint-Gervais-les-Bains)から登山鉄道「Tramway du Mont-Blanc (TMB)」に乗り、終点のニー・デーグル駅(Nid d'Aigle、標高 2,372m)まで行きます。ニー・デーグルから登山道を歩き、駅から約3kmのテート・ルース小屋(Refuge de Tête Rousse、標高 3,167m)まで整備された登山道を約2時間ほどかけて登ります。テート・ルース小屋からグーテ小屋(Refuge du Goûter、標高 3,817m)までは、距離にして約1キロメートルですが標高差が650メートルあり、岩肌に雪が付いた危険な場所(頻繁に落石あり)での岩尾根の登ることになり、約3時間かかります。岩肌を登りきった場所(エギュー・デュ・グーテの北側約200m)に初日の宿泊場所であるグーテ小屋があります。2日目に登頂し、麓の街まで下山します。と言うことで、2日目の山小屋出発は、遅くても未明の3時ころです。まず氷河を進み、標高 4,304メートルのドーム・デュ・グーテ(Dôme du Goûter)を目指します。ドーム・デュ・グーテの頂上をトラバースし、更にズンズン進み標高 4,362メートルのバロ避難小屋(Refuge-Bivouac Vallot)まで行き小休止となります。グーテ小屋からバロ避難小屋まで休まずに約2時間半の行程です。バロ避難小屋からボス山稜(モンブラン山頂から北西にのびる稜線)への登りが始まります。稜線を登りきった場所がモンブラン山頂(標高 4,810m)です。バロ避難小屋からモンブランまで標高差にして約450メートルで、約2時間半の行程です。順調に行けば、モンブラン山頂には朝8時過ぎもしくは9時前に立てます。モンブランの展望をちょっと楽しみ、直ぐ下山です。グーテ小屋まで2時間で下れると思います。グーテ小屋からニー・デーグル駅までは約4時間です。
 
 「La Traversée(= 縦走コース)」とも呼ばれる「La Voie des 3 Monts(= 三山ルート)」登山コースがあります。登山の拠点となるのは標高 1,035メートルのシャモニー(Chamonix)で、シャモニーからロープウェイ(Téléphérique de l'Aiguille du Midi)で標高 3,842メートルのエギーユ・デュ・ミディ(Aiguille du Midi、ミディ針峰)まで一気に駆け上ります。エギーユ・デュ・ミディから南へ伸びる稜線を少し下った場所にコスミック小屋(Refuge des Cosmiques)があり、この山小屋で一夜を過ごします。因みにこの山小屋のある場所はコル・デュ・ミディ(Col du Midi)です。2日目は早朝に山小屋を出発し、モンブラン・デュ・タキュル(Mont Blanc du Tacul、標高 4,248m)とモン・モディ(Mont Maudit、標高 4,465m)を経て、モンブランに登頂します。
 
 ロープウェイや登山鉄道の無かった時代の登山コースは、シャモニーからグラン・ミュレ小屋(Refuge des Grands Mulets)まで登り、更にボソン氷河を上り詰めモンブランに至る登山コースが利用されていました。
 
 イタリア側からモンブランへ登るルートとして「La route des Aiguilles Grises(エギュイユ・グリズ・ルート)」登山コースがあります。ミアジェ氷河(Miage Glacier)を登り、初日はゴネッラ小屋(Gonella refuge)に泊まります。翌日の未明に山小屋を出発し、稜線鞍部(Col des Aiguilles Grises)まで上り詰め、ドーム・デュ・グーテを経てモンブランに至ります。
 

 
ヨーロッパ・アルプス
モンブラン、 モンテ・ローザ、 ドーム山、 リスカム、 ヴァイスホルン、 マッターホルン、 ユングフラウ、 メンヒ、 アイガー、 グランド・ジョラス、 グロースグロックナー
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