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江西省地図
景徳鎮 地図
景徳鎮市(けいとくちん し、ジンドーヂェン シー、簡体字:景德镇市(Jǐngdézhèn)、繁体字:景德鎮市、英語:Jingdezhen City、旧称は「昌南」)は、中華人民共和国 中南部・華東地方の江西省北東部に位置する地級市です。陶磁器の生産地として歴史が長く、国家歴史文化名城に指定されています。景徳鎮市の総人口は 1,669,057人(2018年推計)、総面積 5,256平方キロメートル(2,029平方マイル)、北は安徽省と接しています。景徳鎮市の下位行政区画は、2市轄区・1県級市・1県で構成され、市轄区は昌江区・珠山区、県級市は楽平市、県は浮梁県となっています。海抜 35メートル(114フィート)、北緯 29度17分30秒 東経 117度11分55秒です。景徳鎮は少なくとも 1,000年にわたり中国陶磁器の生産を続けてきたことから「磁器の都」として知られており、その長い歴史の大部分において、景徳鎮の磁器は中国で最も重要かつ最高品質のものです。景徳鎮の歴史は 2,000年以上前に遡り、記録が数多く残されています。
春秋時代から戦国時代にかけて、現在の景徳鎮の地域は楚(Chu)の国に属していました。楚の滅亡後、この地域は秦(Qin)の時代に九江郡番県(Fan County, Jiujiang Commandery)の一部となりました。漢(Han)の時代には、ユージャン郡鄱陽県(Poyang County, Yuzhang Commandery)に属しました。漢の時代には、後の景徳鎮となる地域は新平(Xinping)と呼ばれていました。史料によると、この時代に磁器の生産が始まりました。
この町は晋(Jin)の時代に「昌南(Changnan)」という名前で築かれました。これは、長江の南岸に位置していたためです。景徳鎮はその後二度改名され、最初は西暦 742年に浮梁(Fuliang、ふりょう)と改称され、その後 西暦 1004年に現在の景徳鎮と改称されました。これは、宋の真宗皇帝の年号に由来しており、皇帝の治世中に磁器生産が初めて隆盛を極めました。景徳鎮は浮梁県(Fuliang County)の管轄下に置かれました。
明朝と清朝の時代、景徳鎮は商業と工業の重要性において中国四大鎮の一つとされていました。他の四大鎮は広東省の仏山、湖北省の漢口、河南省の竹県です。
1855年の太平天国の乱で、太平天国軍は景徳鎮にあった 9,000の窯をすべて破壊しました。これらは 1866年の戦後、再建されました。19世紀、景徳鎮は県となりました。
1949年4月29日、共産党軍が景徳鎮を占領しました。1949年5月4日、景徳鎮は地市に昇格しました。しかし、その歴史を尊重するため、景徳鎮は名称に「鎮」という語を残しました。通常、町が市に昇格すると、「鎮」の代わりに「市」という名称が用いられます。1953年6月、景徳鎮は省級市に昇格しました。
1960年、浮梁県が景徳鎮に合併されました。
景徳鎮は 1982年2月28日、中華人民共和国の国家歴史文化都市24選に選ばれました。
1983年7月、楽平県(Leping County)も景徳鎮に編入されました。1988年10月には浮梁県が再設置され、1992年9月には楽平県が県級市として再設置されました。
2004年、景徳鎮は磁器の都となって1000周年を祝い、現在の名称に改称されました。
比較的安価な生活費と磁器産業の伝統により、景徳鎮は中国全土から集まる若い芸術家たちの隠れ家となっており、彼らはしばしば景漂(Jingpiao、ジンピャオ)と呼ばれています。
景徳鎮市 イメージ(斗富弄)
景徳鎮市の観光名所としては、景徳鎮古窯民俗博覧区、陶磁民俗民俗博覧館、景徳鎮御窯遺址、景徳鎮御窯遺址博物館、景徳鎮官窯博物館、景徳鎮陶瓷館、景徳鎮民窯博物館、中国瓷園、浮梁古県衙、瑶里古鎮などがあります。
景徳鎮のホテルは、フェアフィールド・バイ・マリオット・ホテル 景徳鎮(Fairfield by Marriott Jingdezhen)、景徳鎮陶渓川国貿飯店、西山湖賓館、ホリデーイン・エクスプレス 景徳鎮 タオシチュアン(Holiday Inn Express Jingdezhen Taoxichuan)、ラベンダー・ホテル(Lavande Hotel)、麗致風尚酒店、陶舎芸術酒店、チュアンシャン レンジア ブティック ホテル(Chuanshang Renjia Boutique Hotel)、中国芸術 テーマー・ホテル(China Art Theme Hotel)、タオミンジュ シティ・ホステル(Taomingju City Hostel)、インキン ビエユアン ホテル(Yingqing Bieyuan Hotel)などがあります。
中国における景徳鎮の位置が判る地図

地図サイズ:480ピクセル X 360ピクセル
景徳鎮市への交通アクセスは、飛行機では景徳鎮羅家空港、鉄道では景徳鎮駅(皖贛線(安徽省蕪湖市から江西省鷹潭市))と景徳鎮北駅(衢九線(浙江省衢州市から江西省九江市))があります。中国の首都北京から景徳鎮まで飛行機で 2時間10分(直行便、5便/週)、上海から飛行機で 1時間40分(直行便、1便/日)、広東省広州から飛行機で 2時間(直行便、6便/週)です。安徽省黄山市から景徳鎮まで車やバスで 2時間15分(南西へ道なりで 165km)です。省都南昌から景徳鎮まで車やバスで 2時間25分(北東へ道なりで 205km)です。景徳鎮から九江まで車やバスで 1時間55分(西北西へ道なりで 145km)です。
江西省における景徳鎮市の位置が判る地図

地図サイズ:360ピクセル X 480ピクセル
景徳鎮地図(Map of Jingdezhen city, Jiangxi Province, People's Republic of China)、Google Map
景徳鎮の交通機関と観光名所
- 景徳鎮の交通機関
- 景徳鎮駅(景徳鎮火車站) / 景德镇站 / Jingdezhen Railway Station:景徳鎮市廬山区長虹大道站前広場
- 景徳鎮中心バスターミナル / 景德镇中心客运站:南昌、九江、黄山屯渓、合肥、武漢などへのバスが発着、景徳鎮市昌江区迎賓大道
- 景徳鎮空港 / 景德镇机场 / Jingdezhen Airport:景徳鎮市街中心部から北西へ約7キロメートル(地図外左上)
- 景徳鎮の観光名所
- 景徳鎮古窯民俗博覧区(景徳鎮陶瓷歴史博覧区) / 景德镇陶瓷历史博览区:景徳鎮の陶磁器に関する歴史や文化を理解できるように造られた展示エリアで、古窯や陶磁民俗民俗博覧館があります。エリア内に景徳鎮で製作された陶磁器(いかに中国といえども現地なのでまがい物は無いはず)を販売するブースがあります。
- 景徳鎮御窯遺址 / 景德镇御窑遗址:景徳鎮御窯遺址博物館があります。「御窯」は宮廷専用の焼き窯で、ここは明代から清代末までの約500年間御窯となっていました。景徳鎮市珠山区中華北路187号
- 景徳鎮官窯博物館 / 景德镇官窑博物馆:景徳鎮のランドマークともなっている龍珠閣の内部にあります。景徳鎮市珠山区中華北路
- 景徳鎮陶瓷館 / 景德镇陶瓷馆:景徳鎮の陶磁器2400点余を展示している博物館
- 景徳鎮民窯博物館 / 景德镇民窑博物馆:湖田窯古瓷遺址文物保護区(民間の窯跡)にある博物館
- 中国瓷園 / 中国瓷园
- 景徳鎮周辺の観光名所
- 浮梁古県衙 / 浮梁古县衙:江南地区に残る唯一の役所跡で、宋代に創建された仏塔「紅塔」もあります。景徳鎮市街中心部から北北東へ約10キロメートル(地図外上)、景徳鎮市浮梁県旧城県衙路
- 瑶里古鎮(瑶里古鎮風景区) / 瑶里古镇:明代や清代の古い建物が多く残る集落、景徳鎮市街中心部から北東へ約45キロメートル(地図外右上)、景徳鎮市浮梁県瑶里鎮
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