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広東省地図
仏山 地図
仏山市(ぶつざん し、フォーシャン シ、中国語簡体字:佛山市(ピンイン:Fóshān Shì)、英語:Foshan city, Guangdong)は、中華人民共和国・華南地方の広東省中部にある都市(地級市)です。市全体の面積は 3,848平方キロメートル(1,486平方マイル)で、2020年の国勢調査時点で人口は 9,498,863人です。広東省にある2副省級市・19地級市では 4番目に人口の多い街です。仏山市は珠江デルタ大都市圏の西側に位置し、人口は 8,610万人に上り、世界最大の都市圏となっています。市政府所在地は禅城区(Chancheng District)です。仏山の下位行政区画は、5市轄区で構成され、市轄区は禅城区・南海区・順徳区・三水区・高明区があります。海抜 16メートル(52フィート)、北緯 23度01分17秒 東経 113度07分18秒です。
仏山市は、中国オペラの一種である広東オペラ、武術である南泉、そして獅子舞の発祥地とされています。
「Fóshān」は、中国語の発音に基づいたピンイン表記です。「Fatshan」という綴りは、同名の広東語の発音に由来しています。他のローマ字表記としては、「Fat-shan」、「Fat-shun」などがあります。仏山は「仏の山(ほとけのやま)」を意味し、現在では西樵山にある観音像の方が有名ですが、観音像は仏陀ではなく、都市名の語源となった山でもありません。仏山は町の中心部に近い小さな丘を指し、西暦 628年に 3体の仏像が発見されました。町は近くに建立された寺院を中心に発展しましましたが、1391年に破壊されました。
仏山市 イメージ(西樵山の山頂にある南海大観音像)
仏山は中国の歴史の大部分において、汾江沿岸の小さな集落に過ぎませんでした。唐代の仏教寺院を中心に発展しましたが、1391年に破壊されました。北帝(北雁)を祀る道教寺院である仏山祖廟は、1372年に再建され、15世紀までにコミュニティの新たな中心地となりました。
明代初期には、仏山は主に地元の陶磁器の力に加え、金属加工も手掛け、中国四大市場の一つに成長しました。清代には、汾江(Fen River)沿岸の港は 1000トン級の船舶しか入港できなかったものの、広東省の他の港との良好な交通網を維持していました。19世紀には、仏山は「中国のバーミンガム」と称され、鉄鋼産業が省内の鉄鋼生産の大部分を担っていました。
20世紀初頭、仏山は鉄道で広州市と三水(現在の仏山市三水区)と結ばれていました。祖廟は、1949年の国共内戦における共産党の勝利に伴い、仏山市博物館に改築されました。
仏山は 1950年代まで陶磁器と鉄鋼の生産が中心でしたが、その後、都市化により政治中心地となりました。1951年6月26日、南海県から独立し、県級市となり、1954年には県庁所在地となりました。文化大革命の影響で経済は停滞し、伝統的な陶磁器の生産は禁止され、工房は毛沢東主義や革命を象徴する製品の生産に転用されました。しかし、仏山は成長を続け、1970年代には人口が 30万人に達し、広州に次ぐ省内第2の都市となりました。
そして、1973年には早くも農業と消費産業が輸出生産拠点となることが認められ、その後まもなく近代的な高速道路が広州と結ばれました。これにより、四人組(文化大革命を主導した4人の政治家、江青・張春橋・姚文元・王洪文)の追放後に鄧小平(Deng Xiaoping)が対外開放政策を導入した際に、党書記の童孟清(Tong Mengqing)と市長の于飛(Yu Fei)は、その恩恵を最大限享受することができました。
1983年、仏山市は地級市に昇格し、旧中心地は禅城区となったが、旧市域の南西部半分は江門市に移管されました。2002年12月8日、順徳と南海が完全な区として市の中心部に加わりました。
2020年以降、仏山市の日本をテーマにした通りは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより海外旅行ができない若者の間で人気となっています。一番街と呼ばれる全長 100メートルの道路は、地元の不動産開発業者によって、日本の有名な商店街を模して整備され、日本の象徴である桜の木も植えられています。この「エキゾチックな」通りは、中国の若い世代が日本の文化やデザインの多くの点を好むため、広州、中山市、珠海市など近隣の都市の若者を惹きつけています。否定的な反応と反日感情を受けて、すべての日本語の標識は撤去され、通りはほとんど使われなくなりました。
仏山の観光名所としては、仏山祖廟(Foshan Ancestral Temple、道教寺院)、黄飛鴻記念館(仏山出身でカンフーで有名な黄飛鴻の記念館)、西樵山(Mount Xiqiao、南海大観音)、順峰山公園、青雲塔、禅城区百花広場、西樵山国立芸術映画都市、康有為故居、東華里古建築群、南風古灶、古椰貝丘遺址、清暉園、順徳糖廠早期建築(1934年築)、三水荷花世界、陳村花卉世界、皂幕山、南国桃園、順徳清暉園、南風古灶、仏山桑園囲、通済橋、嶺南天地、梁園、仁寿寺、仏山楽園、中山公園、仏山新城、千燈湖、アジア芸術公園などがあります。
中国における仏山の位置が判る地図

地図サイズ:480ピクセル X 360ピクセル
広東省における仏山の位置が判る地図
地図サイズ:500ピクセル X 380ピクセル
広東省における仏山市の場所が判る地図
地図サイズ:500ピクセル X 380ピクセル
仏山の交通機関と観光名所
- 仏山の交通機関
- 仏山駅 / 佛山站 / Foshan Railway Station
- 仏山バスターミナル / 佛山汽车站
- 順徳バスターミナル / 順德汽车站:仏山市順徳区南国中路、仏山市街中心部から南東へ約26キロメートル(地図外右下)
- 順徳港 / 順德港:香港への高速船が就航、仏山市順徳区大良鎮徳勝路五沙大橋側、仏山市街中心部から南東へ約34キロメートル(地図外右下)
- 広州白雲国際空港 / 广州白云国际机场 / Guangzhou Baiyun International Airport:広州市街中心部から北東へ約45キロメートル(地図外右上)
- 仏山地下鉄 / 佛山地铁 / Foshan Metro:仏山地下鉄1号線が営業運転中です。
- 仏山の観光名所
- 祖廟 / 佛山祖庙 / Foshan Ancestral Temple:仏山市で最も歴史の長い寺廟(道教寺院)、創建は北宋時代の元豊年間(11世紀前半)、敷地内の北側に「仏山黄飛鴻紀念館」があります。「黄飛鴻(広東語:ウォン・フェイホン、北京語:フアン・フェイホン)」は、中国近代史上最大の英雄とされる清朝末期に活躍した武術家です。仏山市禅城区祖廟路21号
- 東華里古建築群 / 东华里古建筑群:かつては「楊伍街」と呼ばれ、珠江デルタ様式の古建築物群としては広東省で最も保存状態の良い地域です。仏山市禅城区福賢路(祖廟の東側にあるエリア)
- 梁園 / 梁园 / Liang's Garden:広東4大名園の1つ、詩書画の名家として知られた梁家によって清代の嘉慶・道光年間(18世紀末~19世紀中頃)に造られた庭園です。仏山市禅城区松風路38号
- 南風古竈 / 南风古灶:明代の正徳年間(16世紀初頭、1506年?)に造られた龍窯(登り窯、斜面を利用した窯)で、周辺には明・清代の古建築物群や仏山の守護神「北帝」を祀る高廟偏庁などがあります。仏山市禅城区石湾鎮高廟路
- 清暉園 / 顺德清晖园:中国10大庭園の1つ、この庭園の始まりは明代末期に黄俊の邸宅「黄氏花園」です。仏山市街中心部から南東へ約25キロメートル(地図外右下)、仏山市順徳区大良鎮清暉路23号
- 康有為故居(康有為紀念館) / 康有为故居:康有為(こう ゆうい、清代末期から中華民国初期にかけての思想家・政治家・書家)の生家、仏山市街中心部から西へ約22キロメートル(地図外右下)、仏山市南海区丹竃鎮銀豊路
仏山地図(Map of Foshan city, Guangdong Province, People's Republic of China)、Google Map
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