ロンドン：トラファルガー広場地図

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トラファルガー広場地図

　トラファルガー広場（英語：Trafalgar Square）は、イギリス・イングランドのロンドン中心部のシティ・オブ・ウェストミンスターにある公共広場で、19世紀初頭にかつてチャリング・クロス（Charing Cross）と呼ばれていたエリアの周囲に設立されました。広場の名前は、ナポレオン戦争（Napoleonic Wars、1803年～1815年）、1805年10月21日にトラファルガー岬沖（Cape Trafalgar、スペイン南部のアンダルシア州カディス県にある岬）で行われたトラファルガーの海戦（Battle of Trafalgar）におけるイギリス海軍がフランスとスペインに対して勝利（フランス・スペイン連合艦隊が壊滅）したことを記念しています。
　トラファルガー広場周辺の場所は、1200年代以来重要なランドマークとなっています。何世紀にもわたり、チャリング・クロスから計測された距離は、場所の目印として機能してきました。現在の広場の場所には、かつては精巧に設計された囲まれた中庭、キングス・ミューズ（King's Mews、英国王室の厩舎、ロイヤル・ミューズとも）がありました。ジョージ4世（George IV、イギリス・ハノーヴァー朝の国王、1762年8月12日生～1830年6月26日没、在位：1820年1月29日～1830年6月26日）が馬小屋をバッキンガム宮殿に移した後、このエリアはジョン・ナッシュによって再開発されましましたが、彼の死後、開発は遅々として進まず、広場は 1844年まで開場しませんでした。広場の中央にある高さ 169フィート（52メートル）のネルソン記念柱（Nelson's Column、ネルソン提督の記念碑）は、4体のライオン像に守られています。広場には数多くの記念像や彫刻が置かれていますが、1840年以来空のままだった第4の台座は、1999年以来現代アートの会場となっています。広場に面した著名な建物には、ナショナル・ギャラリー（National Gallery、広場北側）、セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ（St Martin-in-the-Fields、セントマーティンズ教会、広場北東側）、カナダ・ハウス（Canada House、在イギリスカナダ高等弁務官事務所、広場西側）、南アフリカ・ハウス（South Africa House、在イギリス南アフリカ共和国高等弁務官事務所、広場東側）などがあります。なおトラファルガー広場から北西へ約500メートルの場所にはピカデリー・サーカスがあります。
　広場は、1887年の血の日曜日（Bloody Sunday (1887)）、第1回アルダーマストン行進（Aldermaston Marches、1950年代から1960年代にかけて行われた反核兵器デモ）、反戦抗議、気候変動反対運動など、地域の集会や政治デモに使用されました。1947年以来、ノルウェーからこの広場にクリスマス・ツリーが寄贈されており、クリスマスの前後 12日間設置されます。この広場は毎年大晦日のお祝いの中心地です。21世紀初頭に駆除されるまで、この広場は野生の鳩で有名でした。
　トラファルガー広場への交通アクセスとしては、チャリング・クロス駅、エンバンクメント駅、ピカデリーサーカス駅、レスタースクエア駅などが便利です。

トラファルガー広場写真