ベルガマの地図です。ベルガマ(ペルガモン、トルコ語:Bergama)は、トルコ共和国西部のエーゲ海地方にあるイズミル県の都市(人口 61,406人 = 2012年現在)です。現在のベルガマの起源は、古代都市ペルガモンで、アレキサンダー大王の死後に分割されたヘレニズム世界のアナトリア西部を支配したペルガモン王国の王都となった街です。その後、古代ローマ時代となっても繁栄が続き、アクロポリス遺跡がこのベルガマの重要な観光名所として現代でも残っています。「ペルガモンとその重層的な文化的景観(Pergamon and its Multi-Layered Cultural Landscape)」の名称でユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録(2014年)されています。
ベルガマの観光名所としては、ベルガマ博物館、ベルガマのアクロポリス(ヘレニズム文化の集大成とも言われるアクロポリス遺跡)、アスクレピオン(紀元前4世紀から紀元4世紀まで使われた古代の総合医療センターの遺跡)、クズル・アウル(古代エジプトのセラピス神を祀った神殿だったものを後世に教会に転用した建物)、チャタル・ヘユックの丘(Çatal Höyük Tepesi)、マリテペ・ツムルスの丘(Maltepe Tümülüs)、マリテペ・ツムルス(Maltepe Tumulus)、赤い大聖堂跡(Red Courtyard (Red Hall Basilica))、ベルガマのウル・モスク(大モスク、Bergama Ulu Camii、1399年築)、サディルヴァンリ・モスク(Şadırvanlı Mosque、1550年築)、ベルガマのクルスンル・モスク(Bergama Kurşunlu Mosque)、共和国広場(円形劇場、Cumhuriyet Meydanı)、ローマ劇場跡(Roma Tiyatrosu)、ククル・ハン・キャラヴァンサライ(Çukur Han caravanserai、1432年に造られた隊商宿)、セルチュク・ミナレット(Selçuk Minaret、14世紀築)、ゼウスの祭壇(Zeus Altar、ドイツのベルリンにあるペルガモン博物館に収蔵)などがあります。
トルコにおけるベルガマの位置が判る地図(Map of Bergama, Izmir Province, Aegean Region, Turkey)