チュニジア：ケルアン - 旅行のとも、ZenTech

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ケルアン地図

　ケルアン（カイルアン、フランス語/英語：Kairouan、アラビア語：القيروان）は、チュニジア中北部内陸のケルアン県にある都市で、ケルアン県の県都です。ケルアンの人口は 187,000人（2014年現在）、チュニジアでは 5番目に人口の多い街です。海抜 68メートル、北緯 35度40分38秒東経 10度06分03秒です。ケルアンの町の起源は西暦670年頃にアラブ人が軍の駐屯地をこの地に造ったのが始まり（海からの攻撃を避けるため内陸に駐屯）で、400年に渡って北アフリカの中心地として栄えました。11世紀中頃にエジプトのファーティマ朝（シーア派王朝）の攻撃により徹底的に破壊され、その後、地域の中心はチュニジア北部沿岸に移り、ケルアンが政治・経済的に中心に戻ることはありませんでした。長い歴史の中でイスラム教スンニ派にとってマグレブ第1の聖地とされ、ケルアン市街には多くのモスクがあり、1881年にフランスに占領されるまで外国人が入れなかったことも影響し、昔のイスラム色の残る街並みが現在も残され、「聖都ケルアン（Kairouan）」の名称でユネスコの世界遺産（文化遺産）に登録されています。

　ケルアンの観光名所としては、メディナ（旧市街、Médina de Kairouan）、ケルアンのスーク、シディ・ウクバ・グランド・モスク（ウクバのモスク、Great Mosque of Sidi-Uqba）、バーバー・モスク（Mosque of the Barber）、アモル・アッバダ・モスク（Mosquée Amor-Abbada）、三つのドアのモスク（Mosque Of Three Doors）、シディ・サハブ霊廟（Mausolée Sidi Sahbi）、バリビエル廟（Barbier Mausoleum）、アウロード・ファラン墓地（Cimetière des Awlad Farhan）、シディ・アリ・エル・ガリアーニのザウイア（Zaouia of Sidi Ali El Ghariani）、ラクカダ国立イスラム美術館（Musée national d'art islamique de Raqqada）、タピス博物館（Musée du tapis）、アグラブ朝の貯水池（Aghlabid basins、9世紀、総貯水量 68,800立方メートル）、カスバ・ホテル（Kasba Hotel）、チュニジア・ホテル（Tunisia Hotel）などがあります。

　ケルアンのホテルは、ラ・カスバーホテル、ダーハッサンアッラーニ、ダーアロウイニ、コンチネンタルホテル、ホテルサブラ、ホテルスプレンディッド、アミナホテルなどがあります。

チュニジアにおけるケルアンの位置が判る地図

地図サイズ：350ピクセル X 500ピクセル

　ケルアンへの交通アクセスは、チュニジアの首都チュニスからケルアンまで車で 2時間（南へ道なりで 161km）、スースから車で 53分（西南西へ道なりで 55km）です。ケルアンからスファックスまで車で 2時間（南東へ道なりで 136km）、カスリーヌまで車で 2時間5分（南西へ道なりで 138km）、ガベスまで車で 3時間（南へ道なりで 223km）です。

ケルアン地図（Map of Kairouan, Tunisia）

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