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イエローナイフ地図

　カナダ北部の極北地方にあるイエローナイフ（英語：Yellowknife）は、ノースウエスト準州の州都であり、最大のコミュニティであり、唯一の都市（シティ = City）です。北極圏から南に約 400キロメートル（250マイル）、グレートスレーブ湖（Great Slave Lake）の北岸、グレートスレーブ湖に繋がるイエローナイフ湾の西側、イエローナイフ川の出口近くにあります。北緯62度27分 西経114度24分で北極圏（北緯66度33分以北）には含まれないものの、オーロラベルトのほぼ真下に位置しており年間を通してオーロラの出現率が高く、多くの観光客がオーロラ見物でイエローナイフへ訪れます。
　イエローナイフとその周辺の水域は、地元のディネ族（Dene、ナ・ディネ語族の南北アサバスカ語族を話す先住民族）にちなんで名付けられました。彼らは「カッパー（銅）・インディアン（Copper Indians）」または「イエローナイフ・インディアン（Yellowknife Indians）」として知られ、現在は「イエローナイフ・ディネ・ファーストネーション（Yellowknives Dene First Nation）」として法人化されています。彼らは北極海岸近くの銅鉱床から作られた道具を取引していました。現代のイエローナイフのインディアン系住民は、市内と隣接する主に先住民のコミュニティである「Ndilǫ」と「Dettah」に暮らしています。
　2021年のカナダ国勢調査によると、この都市の人口は民族的に混在しており、20,340人です。ノースウエスト準州の 11の公用語のうち、イエローナイフでは 5つの言語が多数派として話されています。ディネ語、ドグリブ語、南スレイヴィ語と北スレイヴィ語、英語、フランス語です。ドグリブ語では、この都市はSǫǫ̀mbak’è（「お金があるところ」という意味）として知られています。
　イエローナイフの集落は、この地域で金が発見された後の 1934年に設立されたと考えられていますが、現在のウォーターフロント地域での商業活動は 1936年以降に始まりました。イエローナイフはすぐにノースウエスト準州の経済活動の中心地となり、1967年にノースウエスト準州の州都に指定されました。金の生産が衰え始めると、イエローナイフは 1980年代に鉱山の町から政府サービスの中心地へと移行しました。しかし、1991年に市の北でダイヤモンド鉱床が発見されると、この変化は逆転し始めました。近年では、観光、交通、通信もイエローナイフの重要な産業として浮上しています。
 
　イエローナイフの観光名所としては、プリンス・オブ・ウェールズ・ノーザン・ヘリテージ・センター（ノースウエスト準州の自然や歴史とイヌイットなどの先住民族を紹介する博物館）、ノースウエスト準州立法議事堂、アイス・ロード（凍結したグレート・スレイブ湖に1月中旬から3月中旬まで冬季のみ通行可能な氷の道）、ブッシュ・パイロット・モニュメント、ラッサム島のオールド・タウン、フレーム湖、ジャックフィッシュ湖、ニヴェン湖などがあります。
 
カナダにおけるイエローナイフの位置が判る地図（Map of Yellowknife, Northwest Territories, Canada）
イエローナイフ地図
地図サイズ：560ピクセル X 400ピクセル
 
　イエローナイフは大陸内部の奥深い場所にあるため、アクセスは飛行機のみとなり、カルガリーからイエローナイフへはエア・カナダが1日2便（所要時間 2時間）、エドモントンからはエア・カナダとウエスト・ジェット航空が1日各1便（所要時間 1時間45分）、カナディアン・ノース航空が1日1～2便です。
 
イエローナイフの交通機関と観光名所
 
ノースウエスト準州におけるイエローナイフの場所が判る地図
ノースウエスト準州イエローナイフ地図
地図サイズ：440ピクセル X 560ピクセル
 
イエローナイフ地図（Google Map）
 

 
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